コバルトブルーが美しいトナイ浜ビーチ
沖縄の島々の中でも、変わった個性を放っているのが、うるま市勝連半島の沖合に位置する津堅島です。 その代表的存在が島のニンジン畑。沖縄県内の総生産量の20%が、この1.8km2の小さな島で作られています。島の半分近くがニンジン畑となっており、その独特な風景は沖縄でも津堅島だからこそ。一度、目に焼き付けておきたい景色です。
また、ニンジンに代表されるように、津堅島は根菜類の生産に適した土壌。戦前は「大根の島」としても有名だったそうで、訪れた際はぜひ注目したいところです。 遊びの方は、ダイビングやバナナボートなどが人気。特に、真っ白の砂浜とコバルトブルーが美しいトナイ浜ビーチが有名で、シーズン中は多くの人で賑わいます。
本島からも船で20分と近いことから、日帰り観光にも適しており、1日あれば十分に遊べちゃいます。
津堅島の見どころ
ビーチで遊ぶ
トマイ浜
島を訪れてまず最初に目指すべきビーチを挙げるとしたらここ。島の北東にあるトマイ浜は一番人気が高く、多くの人が訪れます。魅力はやはりコバルトブルーの美しい浜!日陰で冷たいものを飲みながら、のんびり過ごすのも気持ちよさそうです。
タナカ浜
トマイ浜を北上し、北に広がるビーチがタナカ浜。トマイ浜と繋がっているので、濱の境目は分かりませんが、北の方向には浜比嘉島や平安座島を眺めることができます。遠浅で海の色も鮮やかに栄えているのが印象的。この浜を好む人も多いみたいです。
ヤジリ浜
タナカ浜をさらに東へ進むと、いつの間にかヤジリ浜と呼ばれる浜になります。こちらも同じく遠浅で、白砂が延々と広がるのが特徴。その奥にはアフ岩と呼ばれる小さな島が見えます。
キャロット愛ランド
津堅島のビーチとしては唯一観光客向けに設備が整えられた施設。特産品のニンジンにちなんで「キャロット愛ランド」と名付けられました。ここには休憩所、ステージ広場が備わっているほか、特産品を販売するアンテナショップも営業しています。基本的に年中無休で稼働しているとのこと。訪れた際はぜひお立ち寄りを。
景色を楽しむ
中の御嶽
港からトマイ浜までの道中にある御嶽。津堅島の名づけ親でもある喜舎場子(きしゃばぐゎ)の墓があり、島民の拝所となっています。
ニンジン畑
沖縄県内の総生産量の20%を担うニンジン畑。根菜類の生育に適した土壌が美味しいニンジンを育みます。島の面積の大部分を占めるニンジン畑に思わず感嘆の声がもれるはず?旬は1~4月。
クボウグスク
キャロット愛ランドのすぐ近くにある琉球石灰岩で作られたグスク跡。古くは拝所としての役割を担っていたようです。グスク一帯は、タブノキ・ヤブニッケイ・オオハイヌビワなどの常緑広葉樹のほか、クロヅグ・リュウキュウガキ・モクタチバナなどの低木が広がっている植物群落。うるま市の天然記念物に指定されています。
ホートゥガー
漁港から南へ数分歩くと見えてくる井戸です。男女が抱き合ったように見える鍾乳石があることから、子孫繁栄の神が宿っていると考えられています。島民ののどを潤しただけでなく、夫婦のお祈りの対象としても親しまれてきました。古き良き歴史を感じさせられます!
津堅島の情報あれこれ
【名 称】津堅島(つけんじま)
【所在地】
(地図)
【面 積】1.88㎢
【周 囲】
7.0km
遊 び
海水浴、シュノーケリング、ダイビング、釣り、ウィンドサーフィン、バナナボート、パラセーリング
食べる
津堅ニンジン、ハウスパイン、パッションフルーツ、ドラゴンフルーツ
郷土料理
モーアーサゾーネ(じゅず藻と肉、もやしなどを炒めたもの)、ジーマミ豆腐(落花生で作る豆腐)
変わりモノ
ニンジン畑
お土産に
津堅ニンジン、にんじん加工品(ゼリー、ジャム、ドレッシング)、津堅島産味付け黒酢もずく、イカの一日干し、イカの塩辛、ハウスパイン、パッションフルーツ
う た
津堅島、津堅小唄
津堅島へのアクセス
フェリーを利用する
沖縄本島・平敷屋港から
平敷屋港~(約20分)~津堅島
平敷屋港までは【バス】
(島プロフ一覧)