▲ セレモニー後も続々と萬画館に人々が訪れた。リ・オープンからほぼ1時間後の入場者数は1770人。その時点で館内には780人もの人がいるとカウントされていた(石ノ森萬画館による)。
被災地の文化施設として、この盛り上がりは“次”への勇気につながるだろう。
▲ とはいえ、これで石ノ森萬画館がもう大丈夫というわけではない。地盤が沈下したため建物のまわりはこんな状態。さらに町の復興となると、先が見えない状況がずっと続いている。
再開した萬画館だが、来年には一時休館し、2013年3月22日に改めてリニューアルオープンする予定だ。
まだまだ先は長い。
▲ 萬画館の玄関に設置されている石ノ森章太郎の手のオブジェ。
つなぎ合う右腕がいま、求められている。
●TEXT+PHOTO:井上良太(株式会社ジェーピーツーワン)