島を考える雑記帳です。でも、島以外の話をすることもあるやも知れません( Д )
本当は話しかけられたい?
(2012.10.05更新)
突然ですが、島好きな人には大き分けてく2つのタイプがいると思っています。 まず1つは「主タイプ」。これは特定の島をひいきにするリピーターです。毎年この時期とあの時期、島に行けば必ずあの人がいる。そんな人はこの「主(ヌ シ)タイプ」。よほどのことが無い限り、他の島や観光地に注目することはありません。「いずれ本気で住みはじめるのではないか」とささやかれます。しかしそれは、その島がそれだけ魅力的であることの裏返し。民宿やツアー、船のデッキなどでそういったタイプの方に出会う可能性があるので、その時は色々お話を 伺ってみても良いかも知れません。
そして次に「転々タイプ」。とにかく転々と島めぐりをしたい人。自由気ままなので、結果的には一人旅に なることが多い気がします。かくいう僕もこのタイプ。ファミリーや団体客、カップルが多い場所は切なくなるので苦手ですが、同じオーラを放つ一人旅の人を見かけると安心します。そのせいか僕自身、自分から話しかけた経験も話しかけられた経験もかなりあります。どうぞ気軽に話しかけてやってください。でも出 会い頭の軽いナンパは嫌われるので避けましょう。 「次の旅先へ行きたくなる」、これは「転々タイプ」の人々にとっては半永久的なテーマなのです。また、彼らもただ漠然と島を巡っているわけではありません。綺麗な海、ダイビング、とりあえず南の島、うまいもの、独特の雰囲気、自分探し・・・ 等々。それぞれが求める確固たる軸に従って転々としているのです。僕は僕で遠い将来は移住したいという願望があるため、島を巡る意図を冗談半分で「死に場所探し」と言っていますが、なんだかイタいのでここでは割愛します。
ところが、そんな「転々タイプ」が、次の旅先の情報を仕入れる際はほぼ独自調査。宿泊客同士が話せるような民宿に宿泊したり、ツアーに参加すれば、交流が広がり口コミを得ることもありますが、なかなかそれも難しいところで す。島単位で考えればリピーターの獲得の方が大切なため、「主タイプ」の方が島に対する貢献度も高いでしょう。ですが、それだけでは観光地として現状力の ない島々や、過疎が進む島にとっては、なんのきっかけもないまま、高齢化が進み衰退していく気がしてならないのです。 繰り返しになります が、「旅をしながら次の旅先へ行きたくなる」、こんな取り組みができないかと思うわけです。ありがちですが、「スタンプラリー」とか、はたまたウェブ上で写真をシェアしたりとか。各地の自慢の品を持ち寄ったサミット(?)なんかもいいなって、日々頭の中を巡らせています。
なぜ一人旅に慣れた「転々タイプ」がそんなことを考えるか。やっぱり本当は話しかけられるのが好きだからです。旅先について会話したり、行く先々でも賑やかなほうが、そりゃあ楽しいからです。