与論島 - 干潮時限定!百合ヶ浜(鹿児島・奄美群島)

国内トップクラスのリゾートアイランド

 沖縄本島より20kmほど北東、鹿児島県の数ある島々の中で最南端に位置するのが与論島です。沖縄本島に近く文化も琉球圏、しかし沖縄が持つ雰囲気とはまた異なる空気をはらんでいます。

 第二次大戦後、奄美群島や沖縄の島々がアメリカの統治下にあった歴史がありますが、奄美諸島は沖縄より20年ほど早く日本へ復帰しました。これが1953年12月25日のことです。沖縄が返還されるのは1972年。つまりおよそ20年近い間、与論島は日本最南端の地であった時期があるのです。沖縄とは20km程度しか離れていませんが、沖縄とは違う歴史を背負っています。

島の特徴は、起伏の少ない平坦な点。それほど広くない島でありながら9つの集落が点在しており、島内の行き来も容易、どの集落でも滞在が可能です。

 沖縄が返還される1972年前後より、国内では一番のリゾートアイランドとして人気を博しました。与論島はなんと言っても海が絵になる島。遠浅の海に白い砂、周囲にゴツゴツした岩も少なく、透明度の高い海水・・・、まるで人の手が加えられて整えられたかのよう。国内の数ある島の中でも、ここまで遊びやすく整ったビーチはなかなか見当たりません。

 そんな与論島、美しい自然や南国情緒を求めた若い世代の観光客が多く訪れ、ダイビングなどのマリンスポーツを中心に活気があふれています。島を訪れたなら、とにかく海は外せません。中でも潮の干満に応じて干潮時のみ顔を出す「百合ヶ浜」は女性を中心に人気!!島の周囲も高さのある障害物が無いので、太陽の上り下りも必ず見ておきたいところ。

与論島の見どころ

景色を楽しむ

大金久海岸、キャンプ場

白く輝く砂浜に、エメラルドブルーとでもいうべき、美しい薄青色の海。与論島を代表するビーチです。島にありがちなごつごつした岩や、緑色のたくましい木々も視界から消え、リゾート感は抜群!特に干潮時は百合ヶ浜がお目当ての観光客でにぎわいます。

キャンプ場も完備で遊び場として申し分ありません。朝のご来光は必見!

百合ヶ浜

春から夏にかけての間、一定時間だけ出現するという不思議な浜。与論島の東、大金久海岸からは、しばらく遠浅の海が続きます。1.5kmほど遠く浅く、白い砂浜が水面の下に綺麗に見え、潮の満ち引きに応じて、時間指定でひょこっとその姿を現すのです。砂浜には星の形をした砂が混じっていてこれがまた素敵・・・。必ず来てよかったと思うはず。与論島を訪れるときは百合ヶ浜の出現時間を要チェック!

サンセットビーチ(兼母海岸)

与論空港の滑走路近くにある綺麗な海岸です。その名の通り、水平線に沈む夕陽が美しく、、絵になる場所です。

赤崎鍾乳洞

大金久海岸の南側、赤崎地区にある鍾乳洞です。小規模な鍾乳洞ですが、夏場でもひんやりと涼しい場所。しかし、内部はたくましい鍾乳石が広がって圧巻。洞窟探検のような雰囲気が楽しめます。

与論城跡

島では2番目に高いポイントで、沖縄本島まで見渡せる景勝地。沖縄が琉球王国だった15世紀ごろ、琉球北山王の三男・王舅(オーシャン)が立てようとした与論城の跡です。築城中に戦局が悪化し、北山王が破れてしまったため、未完成のまま終わってしまった、少し残念な歴史が背景にあります。今では、島を一望できる人気のスポットになりました。

施設を楽しむ

与論民俗村

昔の世論の住民の生活や風俗を知ることが出来る私設資料館。円錐形のかやぶき屋根が印象的な古民家や、民具、道具、漁具が展示されています。今でこそ、大きなフェリーが通っていますが、文明の未発達な時代から、島では生活の営みがあったのです。改めて人間ってスゴイなと思わされます。

サザンクロスセンター

与論島はギリギリ南十字星を見ることができる島ということでこの名がつきました。与論島をはじめ、奄美諸島の歴史や生活について色々と展示されています。

貝工房かざはな

与論島の周辺で採れた貝を加工。オシャレなアクセサリーとして販売されています。与論島の美しいエメラルドブルーの海の思い出に、海の宝石を。

ユンヌ楽園

島のほぼ真ん中、与論高校の向かい側にある植物園がユンヌ楽園です。南国情緒あふれる花々が年中咲いています。

与論島の情報あれこれ

【名 称】与論島(よろんじま)

【所在地】

(地図)

【面 積】20.47㎢

【周 囲】

23.7km 

遊 び

海水浴、ダイビング、シュノーケリング、ウィンドサーフィン、ウェイクボード、バナナボート、釣り

食べる

ソデイカ、タチウオ、モズク、アオサ、マンゴー、アテモヤ、スターフルーツ(ゴレンシ)

郷土料理

イカスミご飯、シビ丼(まぐろ丼)、ポキ丼(漬けまぐろ丼)、モズク入り雑炊、ヤギ汁

変わりモノ

与論献奉