【島あそび】カヤック

※用途のまま、海用はシーカヤック、川用はリバーカヤックと呼び分けます。

 

カヤックの起源と特性

 その昔、エスキモーが極寒のベーリング海峡をなんとか渡るために発明された手漕ぎの船が、カヤックと言われています。日本では沖縄や小笠原諸島など、すっかり南の島の遊びとして馴染んでいますが、発祥は極寒の地だったのです。

 今から2000~3000年前、狩猟民族エスキモーが獣皮と流木で小舟を作りました。カヤックの特徴として特に画期的な点が、クローズドデッキと呼ばれる構造です。これは「乗り込む部分に穴が開いている」もので、乗り込んでしまえば体がすっぽり収まり、浸水を防いでくれるのです。カヤックは寒冷地発祥ゆえに、浸水は命取り。こういった背景が構造に現れています。もうひとつの特徴はダブル・パドルと呼ばれる櫂。左右交互に上手く動かせばしっかりと進んでくれます。以上がカヤックの特徴です。よくカヌーと混同されますが、似たような見た目でも、上の特徴はカヤックにしかありません。※しかし、日本においてはカヤックも一緒にカヌーと呼んでしまうことが多く、あまりこだわることではないようです。

カヤックならでは!素敵すぎるカヤック遊びの利点

 筆者が思うカヤックの素敵な点は、主に3つ。・浅瀬も渡れて非常に小回りが利くこと

・転覆に強いこと(※技術が必要です) ・人力のため、非常にエコであること 

 まず、小型なので小回りが利きます。うまく操れるようになれば、船では行けないところにも誘ってくれます。例えば、鹿児島・沖縄の島々で見られるマングローブを渡る際や、小さく開いた洞窟をくぐる際などにカヤックは大活躍!こういう場所は泳ぐのも容易ではないので、カヤックならではと言えるでしょう。 また、構造上転覆しにくいのも利点のひとつ。何せカヤックの発明者はエスキモーです。うかつな転覆は死につながる北の海を生きてきました。そもそも転覆しにくいのですが、万が一ひっくり返っても水中で櫂を操り、体をひねって即座に起き上がるエスキモーロールという技術もあります。

 そして何より、地球にやさしい点。カヤックは例外なく自然に恵まれた島々で好まれています。動力源は自分自身。馴れるまでは、手でカヤックを漕ぎ、あちらこちらと行き来するのはしんどいですが、だからこそ、自然の中に生きるダイナミズムを体感することが出来るでしょう。 カヤックも、一度ハマってしまうと病み付きになります。かなりレベルの高い人になると「カヤックに乗りながらカンパチを釣りあげた」「40kmほど離れている隣島へ渡った」などと言った武勇伝が聞こえてきます(ホントかよ)。見たい景色は自分で決めるのがカヤック。まずはガイド付きツアーで基礎を習得し、自分だけの島の景色を見に行きましょう。

※ しかしあくまで大自然が相手です。「カヤック内では両足で立たない」など、危険を避けるためのルールもいくつかあります。特に熟練者による海難事故は、多いとは言わないまでも少なくはありません。細心の注意を払って正しく遊びましょう。

◇参考ページ◇

(西表島Bajau Trip公式HP)

(小笠原諸島父島プーランプーランシーカヤッククラブ公式HP)

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