宮間あや・・・両足自在のゲームメーカー【なでしこジャパン・選手名鑑】

いよいよ、ロンドンオリンピックの開催日が近づいてきましたね。夏季オリンピックとしては第30回目となる記念の大会です。各国の代表選手がどのような活躍を見せるのか、想像するだけでも楽しいですね!今大会で注目度の高い選手を紹介するこの企画。今回は日本女子サッカー五輪代表、宮間あや選手をクローズアップしてみたいと思います。

【宮間あや】みやま・あや

生年月日:1985年1月28日(27歳)
出身地:千葉県山武郡大網白里町
身長:157cm

在籍チーム:岡山湯郷Belle
ポジション:MF
利き足:右足

2011年、ドイツで開催されたワールドカップで優勝したことで、一気に知名度を上げた『なでしこジャパン』。女子サッカーはロンドン五輪で活躍が期待されている種目の一つです。日本の中盤を支えるゲームメーカーの一人が宮間あや選手。ワールドカップでは芸術的なゴールとアシストをいくつも決めて、日本の優勝に貢献したのは記憶に新しいところです。ロンドンでもキープレーヤーの一人になるであろう宮間選手の魅力に迫ります。

両足から繰り出される変幻自在のパス

宮間選手は日本屈指のパサーであると評されます。左右を問わず、両足から正確なパスを繰り出します。味方選手の欲しいタイミングで、相手の嫌がるスペースに寸分の狂いもないボールが次々と配給されていきます。スルーパス、ロングパス、ループパス、アーリークロスなど、パスの種類も多彩で相手守備陣を一発のパスで切り崩す能力を持っています。

世界最高クラスのプレースキック

左右両足から放たれる精度の高いプレースキックは相手にとって脅威です。コーナーキックでは左右を問わず、両足からピンポイントのクロスボールを供給します。印象的なのは、ドイツワールドカップの決勝戦で、澤穂希選手の同点ゴールをアシストしたコーナーキックです。澤選手は「触るだけでゴールできる」と宮間選手のキックを絶賛しています。その高い技術はフリーキックでもいかんなく発揮されており、ドイツワールドカップのニュージーランド戦では直接フリーキックを右足で叩きこんで決勝ゴールを奪いました。

豊富な運動量と抜群の勝負強さ

攻撃が長所とされる宮間選手ですが、守備での貢献度も高いです。豊富な運動量で前線から激しいプレッシャーをかけ、一対一での球際に強く、身体を張ってボールを奪い取ります。また、ここ一番での勝負強さは素晴らしく、ドイツワールドカップの決勝では、アメリカ代表に0-1とリードを許していた後半35分、相手ディフェンダーのクリアミスを見逃さず、こぼれ球に素早く反応。身体を倒しながら左足で泥臭くネットに押し込み、値千金の同点ゴールを奪いました。

総括

澤選手が病気で長らく代表を離れていたことから、なでしこジャパンではキャプテンを任されるなど、チームの信頼はとても厚く、ロンドンオリンピックでも大黒柱の一人として活躍が期待される宮間選手。澤選手とのダブルゲームメークで、強豪国の守備陣を翻弄する姿を見たいです!

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