~ 昨日のお言葉 2012年5月17日 ~
「育鵬社反対の講演会だということはすぐに分かる。故意に掲載したのではないか」
「日本教育再生機構」のメンバーらが執筆した育鵬社の中学教科書が使われている東京都大田区の区報に、育鵬社の教科書採択に反対する趣旨の講演会の告知記事が掲載されていることが16日、分かった。
と産経新聞≪育鵬社教科書 区報に反対告知≫(2012年5月17日)が伝えた。
記事が掲載されたのは5月1日号の情報欄「区民のひろば」で、タイトルは「エッ!子どもたちが危ない?~大田区の教科書(歴史・公民)はどう変わったか~」。講師は育鵬社の教科書を「歴史歪曲」「戦争賛美」と批判する「子どもと教科書全国ネット21」の事務局長だった。
大田区は、主催者側の言い分をうのみにして「政治活動ではない」と判断し、掲載したと説明したと記事は伝える。
これに対し、同区の犬伏秀一区議の発言が冒頭の言葉。
「タイトルを見て講師を調べれば、育鵬社反対の講演会だということはすぐに分かる。故意に掲載したのではないか」
さらに、同区の清水繁教育長の次のコメントも紹介した。
「区教委で適正な手続きを経て採択された教科書に対し、公然と反対する政治的な活動を区報に掲載することは、多くの区民の意に反し、極めて不適切だ」
中日新聞が、「河村発言を支持し『南京』の真実を究明する国民運動」の意見広告の掲載を拒否したことを伝える記事と、ぜひあわせて読みたい。
★あわせて読みたい関連ページ:昨日のお言葉 「社論に合わない」
◇参考ページ:育鵬社教科書 区報に反対告知(産経新聞 2012年5月17日)