【体験レポート】いま流行りの「ヒトカラ」に挑戦!

8.目指せ!井の中の蛙

 さらに一時間ちょっとくらい続けてみた。どうもさっきから85点前後と平均点はやや上回るが、全然惜しくもない順位に終始する。なんだか順位に対するモチベーションが少し下がってきたので、自分が普段歌わない曲を歌うことにした。

すると・・・、 おぉ、「5位以内」!!!見たことない順位に歌いながらもカメラを向けた。そして・・・、

3位!!!!!・・・3人中。

なんでやねん!!!!!期待を持たせてくれたけれど、そもそも誰もが歌ってるような曲ではなかった。う~ん。

9.しんちゃんの激甘採点

 

 はっきり言ってしまおう。開始3時間にして【何かしらの有名な曲で「全国一位」になるまで帰れない】とかいう課題はすっかりどうでも良くなってしまった。先ほど、誰も知らないような曲を歌い、あっさり「全国一位」を獲得した。そこで、なんだかもう飽きてしまったのだ。

 さらには一人だと本当に休みもなく歌いっぱなしだ。いつもは3人くらいのカラオケがちょうどよく、大規模な二次会のあとのような大人数のカラオケだと順番待ちがじれったいほどだった。しかし、ヒトカラーだと、意外ときつい。これはやってみて初めて分かったことだ。 採点ゲームもいくつか種類があるので、『全国採点』をやめて『クレヨンしんちゃん採点ゲーム』にしてみた。歌に合わせて、しんちゃん一家がノリノリで踊ったり、合いの手やコメントをしてくれる。そして・・・

「96てん」

さっきの『全国採点』では90点台も一度しかなかったのに・・・。

10.そして、我に返る

 そしていよいよ、本格的に飽きてきた。にぎやかなしんちゃん一家のテンションが、ヒトカラーである自分と、どうも合わない。しんちゃんのアニメーションは他にもあり、それなりに楽しませてくれそうだったが、もはやそんなレベルの話ではなかった。 「あれ、自分はいったいなにしてるんだろう・・・?」

 考えてはいけないことを考えてしまった。ゲームオーバーである。そうだ部屋の掃除をしよう。少しでも有意義に過ごそう。急に思考がマジメである。自分でもよくわからないが、多分疲れたんだと思う。こうして「ヒトカラ」を終えた。 18時30分、フリータイムの時間は20時までだったが、もう良かった。カラオケを後にした。家に帰って掃除をした。本も読んだ。

そして、ちょっとだけ、早く寝た。 

◆「ヒトカラ」の教訓◆

・一人だとびっくりするほど沢山歌える。ペース配分よく考えて。
・「採点ゲーム」は良くも悪くもモチベーションに大きく関わる。
・やっぱり、カラオケはみんなで行った方が楽しい。