売れれば勝ちのお笑いの世界。お笑い芸人はどうやって面白いネタを生み出すのでしょう。「あはは!」と気軽に笑えるお笑い番組でも、芸人さんは必死にネタを考えているに違いありません。どうすれば面白いネタを生み出すことができるのか。その方法を考えてみます。
◆お笑いスクールに通ってみるいきなり「笑いを生み出せ!」といわれてもピンとこないかもしれません。そんなときはお笑いスクールと呼ばれる芸人の養成所に通ってみるのが早道でしょう。某芸能プロダクションが主催する芸人養成所の一日をみてみましょう。朝は歌のレッスンによる発声トレーニングから始まり、午後は芝居の練習、ネタの作り方を講師に教わります。夕方からは事務所で売れている先輩芸人をゲストに呼んで、自分のネタを見てもらいます。プロの芸人に直接指導を受ければ笑いのイロハの技術を学ぶことができるでしょう。
◆冠婚葬祭など、イベントに参加する
いろいろなイベントに参加してみると、様々な道のプロに出会います。結婚式にはプロの司会者が、お葬式にはお坊さんが、病院にお見舞いに行くと看護婦さんに出会うことができます。その道を究めた人は少なからず常人には理解できない領域があります。テレビなどで何気なく見ていた光景も、目の前で実際に見ると独特の癖や行動パターンがあることに気づかされます。その面白い癖やパターンをマネてみましょう。少し大げさにそのマネをするだけで「あるある!」というような「あるあるネタ」ができるかもしれませんし、行動パターンを少しいじってみると「そうきたか~」というような「アレンジネタ」を作ることができるかもしれません。
◆一発ギャグを考えるネタ作りに行き詰ったら、一発ギャグを考えてみましょう。一発ギャグは言葉や行動に意味のあるものがウケることが多いようですが、意味がないものでも勢いがあるだけでウケたりすることもあります。その場の空気にもよりますが、「スティーブジョブズ!!」と叫びながら携帯電話をヘディングしても笑いが取れる場合があります。空気を壊す感じで思いきってやりましょう。
◆お笑いライブに出演してみる
「ハードルが高い」と思われるかもしれませんが、お笑いライブに出演してみてはどうでしょう。プロアマを問わず、1,000円程度の参加費を支払えば出演できるお笑いライブはけっこうあります。とっておきのネタを披露して大爆笑!…と思いきや「シーン…」と静まり返ってしまうこともあるでしょう。ライブでは「面白い!」「つまらない!」の反応がダイレクトに返ってくるので嫌でも笑いのセンスは磨かれます。また、お客さんにライブのアンケートを取っていることも多いので、自分のネタをどう思われているのか参考になるでしょう。お笑い番組で芸人さんのネタを見ていると、勢いはあるけどわけのわからないネタもある気がします。たまに凄い無理してオチをつけてるな~と思うネタを見たりします。それでもプロの芸人は演技が上手かったり、テンポがよかったりするのでついつい笑ってしまいます。自分で考えたネタが少しでも面白いな~と思えた場合、表現を変えてみるだけで笑いが取れたりするかもしれません。ネタがウケなかったからといって直ぐに諦める必要もないかもしれませんね。