子どもが自信を育むための工夫

沼津市が実施する『自信がもてる子育て講座』に参加して、家庭教育に関する知識を得ることができましたが、それを実践に活かしていきたいです。

実践しようと思ったこととして、3コマ目の“子どもの自信を育む支援方法”が印象に残っています。

講師の方がキーワードとして挙げられていたのが自己効力感というもの。自己肯定感はよく聞くことはありますが、これはあまり馴染みがなかったです。

ただ、意味を聞くと自己肯定感とは別物。自己肯定感は定義も様々で少しぼんやりしているのが正直なところですが、自己効力感は意外にもシンプルです。

定義としては“ある結果を生み出すために必要な行動をどの程度うまく行うことができるかという個人の確信”だそうです。もっと簡単に言えば、“本人による主観的な自信”とのことでした。

この自信が育まれることで、繰り返し挑戦し、成長する意欲につながるのだそうです。自信が持てるようになるには、「本人の性格が影響する?」とか、「成功体験をどれだけ積み重ねられるか次第?」と漠然と考えていましたが、どうやらそんな単純なことではないようです。

この講座で特に強調していわれていたのは、“子どもが自信を育む環境を作っていくことが大人の役割”ということでした。

自己効力感に影響を与える要素

環境次第で自己効力感はどうにでもなるとは言い過ぎかもしれないですが、自己効力感に影響与える情報源(要因)がいくつかあるとしています。

講座で触れていたのは大きく分けて4つ。

まず一つ目は、子どもが「出来た」という体験を持てること。

自分で行動し達成できたという成功体験の蓄積が要因にあるようですが、この体験自体をいかにして増やすことができるかは周りサポートが大事。特に“心身の安全が保たれる学習環境の形成に努めること”を強調していました。

「具体的にどういうこと?」となりましたが、これは子どもの失敗を周りの大人が受け止められる事、子どもが不安に思っていることを理解する事などをして、チャレンジしても安全だという環境が理想的なのだそうです。

これにあわせて、子どもに課題を提示する際は、その設定の難易度を意識することが大事。おそらくその子が頑張れば(8割以上の確率で)達成できそうな小さな課題を設定することでより多く成功体験を引き起こせるのだそうです。

2つ目は、自分と似た状況や同じ目標を持っている人の成功体験は自信につながるとのこと。

人の行動を観察し真似ることが挙げられますがこの対象を大人が提示する時には注意が必要。大人から見て似ていると思っていても子どもからしてみれば「似ていない」「自分とはかけ離れている」といったことが起こり、却って自信を失うことにつながってしまう可能性もあります。

3つ目は、心身の状態を整えること。

これは当たり前かもしれないですが、本人が普段の生活において心身ともに健康な状態でなければ、自信を高めることが難しくなります。子どもが健康に過ごせる環境を用意するのも大人の役割だということです。

褒め方を工夫する

そして、最も意識したいと思ったのが言語的説得という要素です。

これは人から褒められることを指すのですが、この褒め方が重要。実際、子どもに褒めることはあるのですがついつい言ってしまうのが

「すごいね!」

という褒め言葉。子どもがまだ小さいので今はこれでもいいのかもしれませんが、これだと自信につながる褒め方としては足りないとのこと…。

意識したいのは
・名前を呼びながら“具体的に”褒めること
・人と比較して褒めない
・能力を褒めない
・以前との比較によって成長した点や努力が感じられる点を褒める

一見なんてことないと思いますが、実際はこれらと反対のことをしているのに気づきました。確かに子どもの立場からすれば、褒めてほしい行為や状態があるのに、何に対して褒められてるのかわからない。そうではない別のところを褒められた。とするとすごくモヤモヤするなと思いました。

また、人との比較や能力(元々持っている力)を褒めてしまいがちだと、壁にぶち当たったときに自信を失う要因になり得ます。

これまでを振り返ってみると、褒め方についてはあまり考えてこなかったと反省…。

“子どもが自信を育む環境を作っていくこと”

この役割を意識していきたいと思いました。