約1年前の2021年7月24日。
我が家の息子と娘はMy醤油を仕込みました。
そしてこの度めでたく完成したため、さっそく試食です!
ここまでの醤油の様子
全く同じ環境に置いて、撹拌も同じようにやったはずなのになぜか息子の醤油の入ったペットボトルが膨張!!
袋に入っている大豆・小麦・塩・こうじ菌の微妙な配合の違いでしょうか?
破裂しないように気をつけながら暑い夏をやり過ごし、冬を越しました。
冬の醤油は存在を忘れてしまうぐらい静かにひっそりと熟成していました。
濾過
出来上がった醤油の中身は原料が分解されてドロドロの状態です。
澄んだお醤油にするために、今日使う分だけコーヒーフィルターで濾しました。
ゆっくり濾せばいいのでしょうけど、食べる直前にやり始めたためなかなか醤油が出てきません・・・。
仕方なくガーゼで絞ることにしました。(しっちゃかめっちゃかだったため、写真撮り忘れました・・・)
残りの醤油はそのまま室内放置だと熟成が進みます。
2年過ぎたら美味しくなくなるので冷蔵庫に入れるように言われましたが、おそらく残っていません!
実食!
色味がすでに違うのがわかりますか?
お刺身と冷奴で食べてみましたが、味も違うんです。
娘の醤油が一般的な醤油の味に近く、息子の醤油は味噌に近い味でした。
お刺身には娘のお醤油のほうが合うように感じました。
冷奴はどっちでも美味しかったです。
市販のお醤油をこの後食べてみたらしょっぱく感じたので、かなりまろやかな仕上がりのようです。
自分たちで作ったというひいき目抜きにしても、美味しいお醤油が出来上がりました~♪
まとめ
一年越しで調味料を作るっていうのは待つ楽しみがあっていいですね。
腐ってるんじゃないかと心配になったりもしたのですが、発酵食品ってすごいですね。食べてみたらきちんとお醤油になっているので驚きました。
そして、完成した商品を何も考えずに使っている私には、「腐敗」と「発酵」の違いがいまいち分かっていないという問題点が浮き彫りになりました。
加工食品の出来上がる過程を知るだけでなく、実際に自分で作ることで「失敗したんじゃないか」「これで問題ないんだろうか」と考えることはとても大切なことだと思います。
この自家製醤油によって、今まで他人に委ねて動くことのなかった危機察知のセンサーをほんの少しだけ働かせたかもしれません。
便利なことというのは、失っていることもあるんですね。