コロナ禍、子どもにとっては人と集えないことは一番打撃が大きいと思います。僕は師匠フェチで誰かに弟子入りするのが大好きで、いろんな人に育ててもらいました。カリブ会の約200名は僕の人生の師匠たち。一人ひとり声をかけて構成していきました。200人いれば二百通りの生き方がある。その生き方、遊びゴコロのエッセンスを幼少期からもらってきた。人と密な関係で話しができることは成長に影響します。コロナ禍によってその機会を奪われてしまうなら何かサポートしたい。僕のつくりたい「学校」は、「師匠とマッチングする場」としての「学校」です。30代のうちにつくりたいと思っています。
編集後記
――ありがとうございました!物腰柔らかで言葉の端々からお育ちの良さが滲み出る香里武さん。魚の世界が持つ楽しさを多くの方に興味喚起すべく奔走されている姿は軽やかでパワフル、まさにお魚王子です。ご著書も魚好きな子どもたちが超喜ぶ視点たっぷり盛り込んでいて、さすがです。またゆっくりお話うかがえること楽しみにしています。
2022年1月取材・文/マザール あべみちこ
鈴木 香里武 著,写真
ジャムハウス
定価 1,870円(税込)
発売日 2021/11/4
魚の瞳に恋をして、目が離せなくなった著者からの、目玉ばかりの"魚の目図鑑"の登場です!
魚の目は実はとても表情豊か。本書は魚の目にクローズアップし、その宝石のような輝きを愛で、誰の目かを想像しながらワクワクとページをめくる楽しさを持った写真集のような図鑑です。