体験から学ぶ Part14 ~大豆の収穫体験~

先日、自然農法で大豆を作っている農家さんの大豆の収穫のお手伝い(援農)をしてきました。

自然農法ということで、農薬を使っていないので、子供たちも安心して農作業体験ができ、昆虫やカエルなどの多種多様な生き物とも触れ合える良い機会です。

コロナ禍で外に遊びにいけず人との繋がりが薄れていく中で、子供たちが大好きな畑で人との繋がりを作っていきたいと思い援農をしてきました。

大豆の収穫体験

今回収穫する大豆は、主に納豆に加工されます。
今日は、刈り取った大豆を集める作業です。

5組くらいの方がお手伝いに参加しており、自分が食べているものがどういった過程で作られているか知りたいご夫婦、子供にも体験させたいという放課後児童クラブの先生、興味のあることはとりあえずやってみようという研究熱心な若い男性など、いろんな方が参加していました。

最初に主催者の方が刈払機で大豆を根元から刈り取っていきました。

刈り取った大豆はネットの上に集めます。

大豆は収穫後に何日間か畑で乾燥させます。その際に自然と脱粒してしまうので、落ちた大豆を集めやすくするためだそうです。

このとおり、娘も飽きずに楽しんで作業していました!

大豆を乾燥させるために、束ねてピラミッド型に立てる作業です。
風で倒れないように重心の低いピラミッド型にするそうです。

子供でも簡単にできる作業です!

こんな風に枝を逆さまにして束ね、紐でまとめます。

広い大豆畑でしたが、大人数で作業したためあっという間に収穫作業が終わりました!

昔ながらの古き良き時代の田園風景を思い出します。

脱粒した大豆がとてもきれいで、娘が一生懸命拾い集めていました。

今回収穫する大豆は、一番形の良いものが次の年にまく種になり、次に良いものが納豆になり、その次に良いものがお味噌になり、それ以外は家畜のご飯になるそうです。

大豆の収穫体験を通して

近年、多くの農家は農作業の大変さから機械に頼らざるを得ませんが、機械に頼るからこそ、かえって気持ち的に大変さを感じてしまう部分があるのではないかと思います。

今回のイベントのように機械に頼らなくても人に頼ることで、気持ち的な部分で農作業が、「大変」から「みんなでやるから楽しい」に変えることができるのではないかと感じます。

これからどんどん農業にもAIが導入されていくと思いますが、ひと昔前のように人に頼る農業も残すべきだと思います。

人との繋がりのある農業は楽しく充実したものになると思います。

2時間半のお手伝いのご褒美として、無農薬の大根の抜菜と納豆とお味噌をいただきました(感謝)。