自閉っ子がメラトニンを飲んだら ~90日目~

娘の睡眠障害とがっぷり四つで闘う日々。前回は娘がメラトニン(薬品名はメラトベル)を服用してから40日での経過をお知らせしました。

GW某日、常陸宮記念公園を散歩。日光にたっぷり当てて弱らせる…じゃなくてメラトニンの原料となるセロトニンの分泌を促す。

「中途覚醒なしで7時間以上連続して寝てくれたら合格」というラインを設けて、40日時点では「23勝17敗」というまずまずの成績。「目指せ勝率8割」を旗印に来る日も来る日も一服盛って…もとい、正しく服用してきた結果を先にご報告しますと、きょう5月10日で「43勝47敗」。実は負け越しています。

メラトベルの量は増やしてもらいました。

体内で生成されるメラトニンと同じ成分とはいえ「お試し」として少量から処方してもらったメラトベル。50日目ぐらいから「寝つきは良いが、睡眠6時間ほどで中途覚醒してしまう」パターンが増えてきました。

そこでどうしたかと言うと、娘は1学年分ぐらい体が大きいということもあるため、かかりつけの先生に相談した結果これまでの2倍の量を処方してもらうことにしたのです(それでも法定の上限まではだいぶ余裕がある量です)。

眠りが深いと二度寝は不要?

服用量を増やした当初はよく寝てくれたのに、その後がどうもいけません。21時に寝れば3時。21時半に寝れば3時半。まるで計ったように「6時間」で元気いっぱい起きてしまいます。

いままでの経験から言って娘はトータル7時間眠れば「通常営業」。つまりこれでは1時間足りないのです。しかしひとりでギャハギャハ楽しそうに遊んでいます。

眠りが深いので「6時間でスッキリ」しちゃってるのでしょうか。

いつも同じような写真なので、いちいち撮らなくなりました(^_^;)

二度寝なしでそのまま起きている日もあるぐらいで困っちゃうのですが、二度寝をするにしても「やっぱ眠い!」と気付くタイミングが悪いのです。早くても5時台、遅いと6時を過ぎてから布団へ戻ります。

それが休みの日ならまだしも、学校がある日は睡眠時間が足りなくても無理やり起こすことになります。

先週5月8日(金)は22時に寝てわずか4時間の深夜2時に中途覚醒。そこから4時間元気に遊んでいたのに、なんと6時になってまた寝てしまいました…。

7時に無理やり起こしてなんとか支度は間に合ったものの、さすがに眠かったらしく出かける間際になって久々の大パニック。スクールバスに間に合わず、クルマで学校まで送り届けてきました。

それでもずっとメラトベル。明日はどっちだ

娘がしっかり寝てくれてわたしたち親もしっかり眠れた日は、心と身体のもやもやが一気に晴れて「なんだかとってもクリアなの!」と自覚することができました。

ママとふたりで「こんなのずっと続いたら幸せすぎてヤバいね」なんて浮かれていたのですが、娘は「いいか、調子に乗るなよ」とばかりに連日の中途覚醒。わたしたちを甘やかすことなく、しっかりしつけます。

勝手な期待で自分たちを甘やかした分、娘が寝室に入ってきた(※)時に見えるシルエットが怖いです。「なまはげ」に恐れおののく秋田の子供たちってこんな気持ちなのかな(^_^;)。

寝不足の時は「宮下草薙」の草薙くんにそっくりなのですが、たっぷり寝た日は「もう中学生」であることが判明しました。

部屋を暗くしてもベッドに戻しても「寝ないものは寝ない」ので、娘の眠気に任せるしかありません。

それでも「1勝3敗」ぐらいのペースが常だったメラトベル服用前に比べれば状況は大幅に改善しています。メラトベルがもっと娘になじんで、ぐっすり眠れる日が増えてくれることを願っています。それまで辛抱辛抱。

(※)実は、GWをきっかけに娘の部屋を作り、ひとりで寝かせるという新しい試みを始めています。メラトベルの量はこのままで、娘の睡眠環境を物的に変えたことがどう作用するか、そちらの続報も後日お知らせしますね。

きょう5月10日は中途覚醒なしのぴったり7時間睡眠。ニコニコで超かわいい♪