呉の大和ミュージアムを出発してから車で1時間30分程度。次の目的地へ到着しましたが、思わぬ混雑ぶりにいきなり焦りました。
無料の駐車場があるのですが、すでに満車の状態…。周辺を1往復して戻ってきた際に運良くたまたま1台分空いていたので、なんとか停めることができました。
ここは忠海(ただのうみ)港。フェリーに乗って大久野島へ向かいます。
竹原市の忠海港から船で約15分。周囲約4kmのこの小島は、かつて毒ガス工場があったことから「地図から消された島」と呼ばれていました。現在は国立公園に指定され、約900羽もの野生のうさぎが棲息することで知られており、国内外を問わず多くの観光客が癒しを求めて訪れています。
別名「うさぎの島」。約900羽が生息とありますが、これより少ない数をアナウンスしているところもあれば、1000羽以上と明記しているところもあります。島内に生息するうさぎの数は誰も把握できないほどで、常にこの数は変動しているのだと思います。(恐るべしうさぎの繁殖力…。)
大久野島に行く方法はいくつかありますが、フェリーが最も手頃な手段です。多くの方は広島県側の忠海港から訪れますが、愛媛県側(大三島)からもアクセスできます。実際に大三島から来たフェリーにも多くの人が乗っていました。
広島県側から訪れるアクティブな方は、行きは大久野島を経由してフェリーで大三島まで行き、帰りはしまなみ海道で尾道までサイクリングといった丸1日かけたプランがおすすめです。(機会があればチャレンジしたい)
大久野島へ出発する前に
忠海港に到着したのは12時30分ごろでしょうか。ちょうど少し前に船が出てしまったとのこと。次の船の出発時間を調べてみると…あと1時間以上!待ち時間が最も長い時にピンポイントで到着してしまいました。時刻表を事前にリサーチしていなかったことに後悔…。
待合スペースで待機し続けるのはもったいないので、まずは船乗り場の前にある可愛らしいお店を見学。うさぎをモチーフにしたグッズやお土産のお菓子などが販売されています。
乗り場の前にはこちらのお店含めて2店の売店があるのですが、どちらでもうさぎのエサ(ペレット)を購入できます。(島内では販売していない)
エサを購入しましたが、島内には人参やキャベツなどの野菜を持参していた方が多くて驚きました。(野菜の持ち込み自体はOKですが、NGの食べ物やエサをあげる場所などルールが定められているので、注意が必要です)
うさぎは人間と違っていろいろな食べものを口にすると、体の調子をくずしてしまいます。お菓子やパン、ネギなどの野菜はうさぎにあげてはいけません。
乗り場前の売店でも島内にも食事できるところがありますが、歩いて数分の場所にコンビニがあることを知りました。昼食をとらずにここまで来たので、島に着いてすぐ食べられるようにコンビニでおにぎりなどを購入。
その後、軽く周辺を散策して港へ戻ると乗り場前には、船を待つ人の行列がすでに出来ていました。この日は土曜日(2019年11月初旬)ということもあり、家族連れや若い方が多くいらっしゃいました。
ついに上陸!
船を降りると早速たくさんのうさぎが出迎えてくれました。
とにかく可愛かったので、ここからはただただ写真を載せていこうと思います。
うさぎ好きの方はどうぞ。
野生のうさぎ達とふれあえる楽しい島ですが、負の歴史を伝える島でもあります。島内のいたる所に今でも戦争遺跡が残されています。
まずは、船乗り場から歩いてすぐの場所にある施設へ。
続きます。