高熱時の子どもの異常行動

その日は娘の様子がどことなく暗く、おでこを触るとなんだか熱いようでした。

19時の時点で体温は38.5度。

夕飯は食べないとのことだったので、そのまま就寝。

1時間ほどで義母が娘に「何か飲む?」と声をかけると、「変な顔」と言って寝ていた娘が突如ゲラゲラ笑いだしました。

義母に呼ばれて見行くと、娘は下記状態でした。

・笑いが止まらない
・目は開けているが視点が合わない
・こちらの言っていることを認識しない

この状態が5分続き、今度は痙攣が・・・。

その時の娘の状態は下記でした。

・手を握って力を入れている
・足がびくびく突っ張る

1分ほど痙攣して再び笑い出しました。

高熱時の娘の異常行動は初めてだったのでどうすべきか判断もできず、いつもなら『#8000』で相談するのですが、最悪の事態を考えると早い対応が必要だと思い、救急車を呼びました。

娘の様子

救急車を誘導するため外に出た私に対し娘は、「あの人、風邪ひいてるのに何で外出るの?」と言います。

普段私のことは『ママ』と呼ぶので、この言い方も娘らしくありません。

救急車が到着するころには正気に戻った娘。

さっきはどうしたのか聞くと、「覚えていない」とのことでした。

自宅から30分ほどで病院につきますが、その間に同じような異常行動はおきませんでした。

考えられる可能性

病院で先生は、考えられる可能性は4つあるとおっしゃっていました。

1.てんかん
CTと今までの既往歴も判断材料になる

2.熱性けいれん
通常6歳ぐらいまでに起こるが、まれに8歳でもなることはある

3.脳内出血
CTで判断

4.感染症
血液検査で判断

上記から絞り込むため、CTと血液検査をして娘の状態を調べました。

診断

CTと血液検査の結果をふまえた先生のお話は、「多少数値の高いところもあるが、特別な異常は見当たらない。そのため熱性けいれんの可能性は高い」とのことでした。

解熱剤を処方され、自宅で様子を見ることになり、痙攣や異常行動があればすぐに病院に来るように指示がありました。

まずは今夜はこまめに娘の様子を見ることに。

まとめ

その後娘は静かに眠り続け、次の日に再び病院で診察をして、他の先生もCTをチェックして問題ないとのことでした。

娘の異常行動で大慌てになって救急車を呼びましたが、後々調べると『熱せん妄』という症状が近いようでした。

今回は大きな異常がなくすんで、「救急車を呼ぶ必要なかったかな・・・」とも思いましたが、先生の話していた4つの可能性を考えると、救急車が来てくれたからこそ早急に適切な病院にかかることが出来たようにも思いました。