絵画がもっと面白く鑑賞できる本
名画に仕掛けた暗号や、画家のエピソードなど、絵画を何倍も面白く鑑賞するための秘話が書かれた本です。
数多くの名画が出てくるので、自分の好きな絵について書かれているエピソードもあるかもしれません。
私も好きな絵画が本の中に数多く出てきました。
その中で、気になったのがフィリッポ・リッピです。
彼の描く聖母子が好きなのですが、彼は修道士にもかかわらず女癖が悪く、50歳の時に23歳の修道女と駆け落ちをしたそうです。
もちろん当時は大問題でしたが、絵の才能によって救われて還俗が許されました。
この話を読んで改めて『聖母子と天使』を見ましたが、女好きの修道士が描いた絵とは思えない美しさでした。
この本を読むと、本物を実際に鑑賞したくなります。