ラーメンの写真で自分探し

前回、ラーメンの写真でひたすらGoogle画像検索をしてみました。

この時に使ったラーメンの写真はすべてどこのラーメンかわかっていたものですが、どこのお店だったかどうしても思い出せず、使わなかった写真があります。これです。

この「手もみ」感あふれる太めの縮れ麺…ぱっと思いつくのは喜多方ラーメン、白河ラーメン、佐野ラーメンあたりでしょうか。

白河ラーメンは前回写真を使った茶釜さんしか行ったことがありませんし、喜多方ラーメンと佐野ラーメンは市販のものだけ。お店で食べたことはありません。

拾い物の写真かなと思いましたが、どんぶりの左に私のメガネが写っているので実際に行って食べたことは確かです。でもどこだろう?

いくら頭をひねってもまったく思い出すことができません。もし有名店だったらひっかかるかな、と思い、ダメ元でGoogle画像検索してみたところ…

「Curry Mee」…またラーメンじゃねえし。

Google先生ったら前回出てきた麺料理とまた別のマレーシア、シンガポール料理を繰り出してきました。先生はラーメン知らないけど世界の麺料理に詳しいね。

カメラロールで行動を追う

それにしてもどこのラーメンなのか気になってしょうがないです。こんな時はどうやって調べればわかるのでしょうか?

写真には位置情報がついてるため、カメラロールやGoogle Photoの中でも「撮影場所」などのカテゴライズでどこの街ぐらいかはわかるでしょう。

でもそんなデータを使って知るのはちょっと悔しい気がして、カメラロールに残っているラーメン写真と同じ日の写真を見ながらどこのラーメン屋さんなのか探ってみようと思いました。

まず、その日に撮った最初の2枚がこちら。

そして最後の方にはこんな写真がありました。

思い出した、これ東京だ…。昼間は昔バイトしていた明大前へ行って、バイト先でよく出前を取っていたお蕎麦屋さんで昼酒したんだ。

夕方は四谷の銭湯に入ったあと、四谷三丁目で飲んだ。飲んでばっかりだ…。

これはすぐわかったのですが、相変わらずラーメンがわかりません。明大前から四谷三丁目に至るまで自分はどこへ行っていたのか、そこはぜんぜん思い出せないのです。

昼飲みでイイ気持ちになっちゃってたのかな…。記憶のなさがちょっと怖くなってきました。

それでも大きなヒントを得ることはできました。ラーメンは「明大前と四谷の間で食べた」と推測できるからです。

なぜか武蔵野

ということで明大前から四谷三丁目へ行く間に撮った写真をチェックしてみます。これです。

あら、明大前から京王線で新宿へ向かうんじゃなくて、井の頭線に乗って高井戸で降りてる。ここにはむかし住んでいたのですが、そのアパートがもう無いことは何年も前に確かめました。じゃあ何しに行ったんだろう、思い出せない…。

そして次の写真がこちら。

これはすぐわかりました。この街にもむかし住んでいました。写真は友達がバイトしてた居酒屋さん。きっと「まだあるんだ!」と感動して撮ったんでしょう。

ここは高井戸から2駅先の久我山です。写真左の川が有名な神田川です。で、次の写真を見ると

引き続き神田川。そうか、神田川沿いを歩いたのか。ヒマだなあ…。

でも、この時点であの写真がどこのラーメン屋さんなのか思い出しました。このまま神田川に沿って歩いていくと到着するのが

吉祥寺です。そうでした、「春木屋 吉祥寺店」でラーメンを食べたんでした。

元祖魚介系ともいうべき香りとダシ。多めのラードで冷めないスープと縮れ麺がたまらない

荻窪ラーメンの名店中の名店、春木屋の支店ですね。そうだそうだ、この三角形の海苔が春木屋だ。あーすっきりした。

そしてこのあと、吉祥寺から中央線で四ツ谷駅へ。そして銭湯に入ってから徒歩で四谷三丁目へ向かった景色はハッキリ思い出しました。

ただし、懐かしかったはずの明大前や高井戸、久我山の写真がほとんどなし。井の頭公園も、吉祥寺の街もろくに撮っていません。なぜか撮ってあった高井戸駅とか神田川の写真も目的不明です。

行きの新幹線でも飲んでましたから、明大前の昼酒でさらにイイ気持ちになって、なーんにも考えずに歩いてたんでしょうか?

何しろ覚えていないのでわかりませんが、記憶に残っていない自分の行動を写真の見た目だけで追跡する作業は面白かったです。一種の「自分探し」ですね(笑)。