【今週の一冊】「自分で考える力」の授業 _狩野 みき

まずは「もやもやした気持ち」に気づくことから

私は自分のことがよく分からないことがあります。

例えば食べ物の好き嫌いがはっきり分からないことです。

昔は好き嫌いがありました。

夕飯にサンマが出てくると、「今日は外れだ」と密かに思っていましたが、良くないことだと思って苦手な理由を深く考えなかったのです。

今思うと多分下記の理由だったと思います。

【子供のころサンマが苦手だった理由】
・肉のほうが好き
・魚は骨がたくさんあって食べにくい
・何だか内臓付近が苦い
・食べる場所が少ない
・どうしても小骨が取れず、食べるしかない
・なんだかおかずとして物足りない

好き嫌いがないことは一見良いことにも感じるけれど、実は自分の中の「もやもやした気持ち」を無視していたのだとこの本を読んで思いました。

「もやもやした気持ち」を大切にすることで、自分を知ることができるのだと思います。

そうやって日々気づいて考えることで、考える力を少しずづ付けていきたいと、この本を読んで思いました。