ステキな標語の効果をより活かすために

おおだこポリス

先日、自宅に回ってきた回覧板でふと目についたものです。

おおだこポリス4つのおやくそく

正義の味方、おおだこポリスが「お お だ こ」の頭文字で神奈川のちびっ子に注意を呼び掛けています。

お おうちのひとにいってきます!

お おともだちおあそぼうね!

だ だまされてついていかない!

こ こわくなったらおおごえで!

こちら、歌も作られていてリズムに合わせて覚えられます。

防犯に関する大切なポイントが書かれつつ、低学年の子どもにも覚えやすくていいですよね。

尚、これは神奈川県のものですが、他ではどんな標語があるのか、ちょっと調べてみました。

いかのおすし

いかのおすしのうた

いか いかない

の  のらない

お  おおきなこえをだす

す  すぐにげる

し  しらせる

こちらは、全国各地で推奨されている標語。やはり軽快なメロディーがこども心をくすぐりますね。いずれも防犯に対して大事なことです。

おにっこ

お おおきな安全

に に個のかぎかけできたかな?

っ ついうっかりはいけません

こ こどもも大人もみんなで広めよう

岩手県の名前の由来である「鬼の手形」という昔話を基に(知りませんでした・・・)、子供だけではなく大人にも親しみを持たせて鍵かけ意識を普及させることを目的として考えられました。

子供達に標語を覚えてもらうだけではなく・・!

おおだこポリスが紹介されている神奈川警察のページは標語とともに「子ども見守り活動マニュアル」が紹介されています。

・子ども防犯ボランティア活動に参加
できるときに できることを できる人が できるところで(気楽に!気長に!危険なく!)

・子どもの見守り活動とは?
子どもの安全を確保するため、一定の時間、子どもの生活ゾーンにとどまるなどして周辺の子どもを見守る活動のこと
(学校周辺、通学路、公園など子どもが日常生活において行動する場所)

・子どもの見守り活動の着眼点
通学路に不審な者(車)はいないかチェック
子どもの叫び声や防犯ブザーの音には敏感に反応する
子どもに声をかけている不審な人物を見かけたら、子どもの方に「大丈夫?」と声をかける など

・子どもたちのためにできること
祭りや各種イベントの利用、学校やPTA行事に積極的に協力・参加 など

・子どもたちが安全に暮らせるまち
人々の社会的なつながりや信頼関係を構築することで、人々の協調行動が活発となり、社会の結束力・地域力を高めることができるという「ソーシャル・キャピタル」という考え方が近年注目

おおだこポリス、いかのおすしについては、「危ない目にあいそうになったら近所の人に助けを求めましょう」といった内容が盛り込まれており、子どもたちだけで防犯を高めることはできません。地域の人達で協力をしていくことが不可欠なのです。

「子ども用の標語なんか自分には関係がない」ではなく、大人たちも一緒になって標語を覚えて歌い、自分に求められている役割を無理せず、できる限りの範囲で、継続して取り組んで行く必要があると思います。

尚、見守り方ですがそっと陰ながら見守るのではなく、常に気にしてるよ!ということが子どもたちにもわかったほうが良いと自分は思います。

それが安心につながるかもしれませんし、子どもたちが大きくなった時に、ごく自然とこの活動に取り組んでくれる可能性が上がるではないかと思いますし、そうなってほしいと願います。