「敬老のお祝い」は続けていくべき?

先日、自分が住むマンションで「敬老のお祝い」イベントを開催しました!

自分がイベント運営担当だったので、チラシの作成から贈り物、食事の用意まで一通り行ったのですが、大変ながらも楽しんで取り組むことができました。

最も慎重に取り組んだ作業は・・・

65歳から90歳近くの方が参加されるイベント。お弁当やお祝いの品としてお送りするお菓子はやはり上の方でも食べられるようなものにしたほうがいいかな、などいろいろ注意をしながら準備を進めましたが、最も慎重に取り組んだのが「参加人数把握」です。

イベントの概要が大体固まったところで、申込書を全戸に配布。イベントに参加をしない方にも贈り物を届けるため、欠席の場合も皆様に提出をお願いします。

ちなみに、該当の方全員に提出していただくにはもう一つ理由があります。

毎年1回この催しを行うことで、高齢の方がどこに住まれているのかを把握することができるのです。これにより、災害時には周りが協力して効率的に助け合うことができるようになります。

だから、適当に集計して漏れがあってはいけないのです。

前回は申込書の提出場所とは異なるところに出していた方が数名いらっしゃったと聞いたため、そのあたりも定期的にチェック。やはり今年も数名いらっしゃいました。

イベント当日、イベント後に感じた課題

イベントのプログラムの中に、若い大道芸人と落語家さんによるパフォーマンスがあり、どうせならみんなでワイワイ見たいということで敬老のお祝いとして参加いただいた方以外にも会場を解放したところ、当日はたくさんの方が来てくれました。

その際にふと気が付いたのですが、おそらく敬老のお祝い対象者(65歳以上)であろうと思われる方で、一般のギャラリーとして来られている方が多くはありませんが何名かいらっしゃいました。「申込書を出すのが面倒くさかったのかなあ」と個人的に思っていたのですが、後で近所のおばあちゃんから聞いたところによると、自分みたいな老人のために大事な予算を使わないでいい、といった観点から申込書を提出していない方がいらっしゃったようだ、とのことでした。

また、一部の現役でばりばり働いてらっしゃる方の中には、「まだまだ老人扱いしてくれるな!」と思われている方も複数人いらっしゃったように感じます。

だから、対象となる方々全ての把握はなかなか難しいと感じました。

来年度以降該当の方みんなに参加いただくためには

来年度以降、さらにみんなで敬老の日を祝うためには、下記を解決していく必要があります。

・遠慮しないで積極的に参加してもらえるような告知(申込書を出してもらう)

・「高齢者扱い」されることに抵抗を感じる人が前向きに参加できるような空気づくり

そもそも「敬老のお祝い」という名前がいけないのかもしれません。では、何があるかと聞かれると現状思い浮かばないのですが、ひねりを加えて少々おしゃれなテーマがいいと感じています。(例えば、ブルゴーニュワインをたしなむ大人の会、みたいな。ただ、これだとお酒好きしか集まりませんね・・・)

そんなわけで今回のイベントを通じて、上手くいったと感じる部分、来年度以降もっと改善が必要だと感じる部分がいろいろありますが一番大切なのは「みんなでとある一日を楽しむこと」です。

主役の方々、祝う側のみんなが心からこのイベントを楽しんで幸せな気分に浸る、そういった会を目指していけば自然と課題点もクリアできるのではないかと思います。

来年度以降はまた違う方が担当することになりますが、しっかりと引き継いでいこうと思います。(役員が1年交代であることも大きな問題なのかもしれません・・・)