いわきオリーブ麺、買って作って食べて助け合いのバトン ~ちゃっこいメッセージ~

オリーブの花言葉は「平和」です。
日本でオリーブの産地と言ったら小豆島ですが、福島のいわき市でもオリーブが栽培されています。

2010年、いわき市の地域活性化プロジェクトとして「オリーブプロジェクト」を立ち上げられ、いわきの復興のシンボルとして、耕作放棄地でオリーブを栽培し、「環境と調和した農業作り、産業としての農業作り」として、いわきは新たな産業創出を目指しています。

東日本大震災でいわき市は津波による被害だけではなく、原発事故による風評被害、東日本大震災の1ヶ月後の4月11日、12日には直下型地震で土砂被害にもあっています。

いわき市沿岸部の豊間地区でお話をしてくださった女性は親しみのある笑顔でこう話されました。
「生かされたのも紙一重だよね。自分は家にいたから助かっただけ。他の場所にいたら助からなかった、逃げようという意識は全くなかったから。家族の安否を確認しようと戻った人の多くが流され、流された人も流されなかった人も、つかまるところがあったか無かったかという紙一重、つかまって助かった人は目の前で人が流される辛い経験をした。1番大事なのは地震がきたら逃げようという”意識”を持つことだよ。」

豊間地区の先には薄磯地区といういわき市内で最も被害の大きいエリアがあります。ダイレクトに8.5mの津波に襲われ、地区全体が壊滅的被害を受けました。このエリアでは小さな子どもも亡くなっています。

美しい白浜と真っ青な海が広がる薄磯海岸、渚百選にも選ばれた遠浅の美しいビーチに「黒い壁(津波)」が襲うことを誰が予測できたのでしょう。

尊い命が失われ、今も風評被害の払拭に積極的に取り組んでいるいわき市。この「オリーブプロジェクト」を広めていわきを応援したい。
東北に行かなくてもオリーブ麺はインターネットで気軽に購入できます。
そう、お家でも、一人でも、家族でもできる復興支援。支援と言う言葉を使うとなにか違う気がするから、みんなでバトンを回したい。それが結果的な「支援=助け合い」だと思う。
オリーブ麺を買って調理して味わって、おいしい麺を作ってくれたいわきのみなさまに感謝して、おいしい!ありがとうの気持ちが東北とつながって、それを広げて、また買って、作って、食べて、この助け合いの循環(バトン)は誰でも作れます。

さあ、Let's cooking!!!
オリーブ麺は2種類あります。オリーブの葉が練り込んであり、薄い緑色です。冷製パスタにピッタリな細い麺と、パスタソースに相性のよい平打ち麺です。
小学校6年生になったばかりの次男が幼なじみと協力して作ったオリーブ麺のパスタ。小学生でもあっという間に作れます。作っている最中も楽しそう。おいしいと褒めたたえたら次男は二晩連続でパスタを作ってくれました。

炒め野菜のオリーブ麺サラダ

1袋(200グラム) 390円のオリーブ麺。おいしくてちょっと贅沢な時間を味わえます。いわきのみなさまの復興への「思い」と「おいしい!」をセットでバトンを一緒に回していきませんか。

なお、料理は苦手という方には「オリーブ基金」という支援もあります。支援者にはオリーブの若木が進呈され育てることができます。(育てていわきに戻すのもOK)

オリーブを育てたら、ハートの形をしたオリーブの葉っぱを探してください!
ハート型の葉っぱは恋のお守りで、幸せを運んでくれるそうですよ(^^)