平成28年熊本地震の発生からもうすぐ2ヶ月が経ちますが、依然震度5強の余震に注意が必要とのことです。震度1以上の揺れは前震発生から1,700回を超えており、今日6月10日も早朝に震度2の揺れが熊本地方で観測されています。
6月9日付の熊本日日新聞によると、熊本地震で最も被害が大きかった益城町では、現在自宅に住んでいる世帯の半数が、損壊した家屋で暮しているそうです。
ちなみに、熊本県全体の世帯数は704,497(※平成27年国勢調査)で、損壊している住宅は136,154棟(※平成28年6月9日時点の熊本県公式WEBサイト情報)あります。
一方、益城町の世帯数は11,438(※平成27年国勢調査)で、損壊している住宅は9,970棟(※平成28年6月9日時点の熊本県公式WEBサイト情報)です。
損壊住宅の数え方が自治体によって異なるため、単純に比較はできないものの、熊本県内のなかでも益城町の被害の大きさがわかります。
このような住む場所への不安が残る中、先日の日曜日から仮設住宅への入居が始まっています。しかし、数千戸が必要とされる仮設住宅の全てを確保できる見通しはなく、避難所の解消のめどはたっていないといいます。
本震発生から時間が経つにつれ、被災地の様子を報じるニュース等が少なくなってきていますが、変わらずに厳しい生活を送られている方が多くいます。
2回の震度7の大きな地震に襲われ、その後2ヶ月近く毎日、体に感じる揺れが発生している状況下での生活はどのようなものなのか。精神的な辛さは想像以上のものがあるにちがいありません。
とにかく一日でも早く、安心して暮らせる家に住めるようになってほしいです。