【世界一周の旅 Vol.43】戦禍を免れた街、プラハ

プラハの街並み

多くの旅行者が絶賛する麗しの都、チェコのプラハ。その美しい街並みに憧れる人は数知れません。中世の面影を色濃く残す街は、尖塔が多いことから「百塔の街」とも呼ばれ、世界遺産に登録されています。

プラハ観光の定番。街のランドマーク、プラハ城

丘の上に建つプラハ城。手前の橋はカレル橋

見どころが多いプラハで、誰もが訪れる人気の観光スポットがプラハ城です。ボヘミア王家の住まいでもあった城は、ヴルタヴァ河畔の丘の上にあり、街のいたるところから目にすることができます。

お城は王宮のほか、大聖堂などの宗教施設から成り立っており、とてもスケールの大きいものです。なんでも、「世界最古で最大の城」として、ギネスブックに認定されているそうです。

カレル橋

プラハ城には通常、街の中心を流れるヴルタヴァ川を渡って行きます。

川にはいくつもの橋が架かっていますが、最も歴史があるのは「カレル橋」です。石造りの橋はプラハの街並みと調和しており、趣があります。

橋は長さ約520メートル、幅10メートル。カレル4世の命で1357年に建設が始まりました。完成まで約60年の歳月を費やしただけあり、どっしりとした重厚な造りです。橋の欄干部分にはそれぞれ異なる石像が30あるので、1つ1つ見てみるのもおすすめです。

聖ヴィート大聖堂

カレル橋を渡り、坂を登った上に王宮や教会などがあります。写真は「聖ヴィート大聖堂」。歴代のボヘミア王が眠っている神聖な場所です。長さ約124メートル、高さ33メートルの聖堂内には、造りの細かいステンドグラスがあり、息を呑む美しさです。

チェコへ行ったら、チェコビール

チェコはビール好きにはたまらない場所です。なぜなら、日本でもお馴染みのラガービールはチェコ発祥。一人あたりのビール消費量は世界一なのだそうです。その量は日本人の約3倍と聞きます。当然、いくつもの美味しいビールがあるのです。

しかしチェコを訪れた時、私はガイドブックを持っていなかった上に当時は今ほどインターネット環境が整っていなかったため、この重要な旅行情報は知らず、飲まずじまいでした。今になって惜しいことをしたと思っています。

戦禍を免れた旧市街の美しい街並み

旧市街広場。写真右の建物はティーン教会

カレル橋の東側にはプラハの旧市街が広がっています。その中心は旧市街広場。旧市庁舎やティーン教会を始めとした見応えのある建物が広場を取り囲むようにあります。

プラハは美しい街並みで知られ、世界中の旅行者を惹きつけています。実際に旧市街を歩いてみると、歴史を感じさせる建物の数々に街歩きが楽しくなります。

今私たちが見ることのできるこの美しい街並み。実は戦禍を免れた貴重なものです。

ヨーロッパの街は戦争で破壊され、修復された場所も少なくないと聞きます。以前ご紹介したドブロブニクやモスタルもそうですし、ブダペストも第一次、及び第二次世界大戦では戦場になっています。

しかし、プラハは先の2つの世界大戦でも大きな被害を受けなかったといいます。

プラハの美しい街を歩いていると、当時の街並みが忠実に残っていることに感謝すると同時に、多くの人が多大な労力と時間をかけて造り上げてきた街を一瞬にして破壊してしまう戦争の愚かさを感じます。

プラハ

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