【世界一周の旅・南米編 Vol.7】空から落ちてくるような滝、エンジェルフォール☆

南米・ベネズエラにあるエンジェルフォールは世界一の落差を誇る滝です。その距離、なんと979メートル!あまりの落差に水は途中で霧となってしまい、滝壺は存在しません。

滝に魅力を感じ、これまで様々な瀑布を見てきましたが、なかでもエンジェルフォールはどうしても見てみたかった憧れの存在のひとつです。

滝はアウヤンテプイと呼ばれる標高2,560メートルのテーブルマウンテンの上から落ちてきます。テーブルマウンテンとは山頂が平らで広く、周囲は切り立った崖になっているまさにテーブルのような山のことで、ベネズエラでは多く見ることができます。

ところがこのエンジェルフォール、近くまで自動車で乗り付けて少し歩けば見られるというものではなく、行くまでがとても大変。人里から遠く離れた密林の奥、まるで人が来るのを拒むかのような場所にあるのです。

エクアドルの首都・キトからコロンビアを経由してベネズエラに入国した私は、シウダーボリバルの街へ行き、そこでエンジェルフォールを見に行く3泊4日の現地ツアーに申し込みました。

ツアーはまず最初に車でシウダー・ボリバルを出発します。舗装された信号機のない道路を走ることおよそ3時間。小さな飛行場が見えてきます。そこで車を降りて、今度はセスナ機に乗り換えです。

今にも落ちそうなオンボロの小型飛行機に乗り、ジャングルの中にあるカナイマ村へ向かいます。

20、30分ほど空の旅を楽しむと、セスナは森を切り開いて造られたカナイマの滑走路に着陸です。

カナイマ村はカラオ川のほとりにある小さな集落。村を流れる川の様相はまるで湖のよう。そこにいくつもの滝が落ちており、見応えがあります♪

村に着くと今度は船外機付きのボートに乗り換えます。そして、ジャングルの中を流れるカラオ川を遡って行きます。

しばらく行くとテーブルマウンテンの姿が見えてきます!

山頂からところどころで水が流れ落ち、滝を作っています☆

カナイマ村から2、3時間ほど上流に行ったところに宿泊地があり、初日はここに泊まります。

寝るのはベッドではなくハンモック♪

ワイルドな気分を味わえますよ♪♪

翌朝起きると、再びボートで川を上ります。

2時間ほど遡った所でボートの旅は終り、岸に上陸です。上がった場所の近くからは夢にみたエンジェルフォールの姿が!

川岸からは、うっそうとした木々が生い茂るジャングルの中を歩いて移動です。

密林の中を1時間ほど歩くと・・・

ついに念願のエンジェルフォールに到着です!

シウダーボリバルから自動車、セスナ、ボートを乗り継ぎ、最後に歩いた1泊2日のハードな移動。辿り着いた場所にあった憧れの滝は、まるで空から落ちてくるような迫力あるものでした☆

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エンジェルフォール

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