民話のふるさと遠野♡シルバーウィークにお待ちしてます

民話のふるさと遠野――。
駅前でひときわ目を引く立派な建物は「旅の蔵 遠野」遠野観光交流センターです。和風なたたずまいが何ともシックでおしゃれな雰囲気。中に入ればそこに座敷童がいたり(目に見えたら座敷童じゃないって!)、雪女が待っていたり(恐いからやめて!)、むかし神隠しにあった若い女性が寒戸の婆になってやって来たり(きゃ~!)なんてするのかな、と期待感がわくわく湧わいてくるたたずまいです。

「旅の蔵 遠野」遠野観光交流センター

ちょっとドキドキしながら自動ドアから中に入ると、そこはいきなりモダンな感じのスペース。左手には観光協会が運営しているとても親切でフレンドリーな観光案内所(レンタルサイクルもあり)、写真では見えませんが右手にはフリーで使えるパソコンがあって、Wi-Fiの電波も飛んでて、奥の方には遠野の名産品を扱う物産コーナーまであるステキな施設なんです。

これから遠野の町を歩くなら、情報とかいろいろ得られて良さそうだけど、やっぱり遠野といえば民話のふるさと。柳田國男先生の「遠野物語」に描かれた、ちょっと恐いけれど引きつけられてしまう妖怪たちがいて欲しかったとよく見てみると、ありました!

なんじゃこりゃ~~ちょっと恐いぞ、違った意味で

その名も「変装グッズコーナー」!
しかも「ご使用後は元の位置にお戻しください」といったナゾの注意書きまで。

観光協会の方に聞いたら、自由にcosplay写真を撮ってもいいのだそうです。たとえばこんな感じ。

おおっ、たしかに実物だ~ この場所だ~

写真の上には親切な解説文も。

「馬」「じんぎすかん」は妖怪じゃな~~い

そして遠野の代表選手といえばもう一人忘れてはならないのが河童!
左手のテーブルに目をやると……

ぎゃ~~、河童殺人事件かぁ???

なんかあまりにもパーツっぽいところが逆にブルっときちゃいます。胡瓜なんて、おままごと用のプラ胡瓜だけじゃなく手作りの胡瓜のぬいぐるみまで取り揃えられていて。さらにさすが河童様は人気者、cosplay用の衣装も各種多彩なのです。

さらに写真での展示を見ると、遠野では建設作業員の人たちまで河童cosplayして働いているらしい。これです!

これも撮影用だろ?って思うでしょ。ところがなんと遠野の郊外では、河童ヘルメットと甲羅チョッキを身につけて仕事している人たちを、帰りのクルマから目撃してしまったのダ! 遠野の皆さんはきっと妖怪も神様も河童様も信じているのかも! いや信じるとか信じないとかではなく、遠野にはきっとホントにいるのです。いやいらっしゃるに違いないのです。

ちょっと有名だけど、番号入りの許可証まで売っているくらいなんですから。

と、まるで遠野でのcosplay紹介になってしまいましたが、本当にお伝えしたかったのはこちら!

シルバーウィークの9月19日・20日は「日本のふるさと遠野まつり」開催。郷土芸能「しし踊り」「神楽」「南部ばやし」、そして「遠野南部流鏑馬」など、約60団体が一堂に会します。そのすばらしさは、市の公式ページに「遠野で行われるお祭りの中で一番大きなお祭りです」と記されているくらいですから太鼓判。

季節がめぐり秋がスタートした東北・遠野。シルバーウィークは民話のふるさとへ♡

遠野観光交流センター「旅の蔵 遠野」

地図の縮尺をグリグリしていただければお分かりのとおり、遠野からは釜石、大船渡、陸前高田へも便利です♪

よろしければ、こちらもどうぞ。