東海大相模、両エース登場! ~東海大相模vs聖光学院 【97回甲子園】

昨日の第1試合は優勝候補、神奈川の東海大相模と福島の聖光学院の対戦でした。

この優勝候補の東海大相模の相手は9年連続12回目の出場の聖光学院。この9年連続は戦後の連続出場の記録です。

連続記録は決して順風満帆にスタートしたわけではありませんでした。
聖光学院は初出場となった83回の甲子園では明豊に0-20で大敗。

そこから積み上げた11回の甲子園では26戦15勝。甲子園の常連校にまでなった聖光学院。初戦で大物を倒すことでも有名です。
92回大会では広島の広陵、94回大会では日大三高、95回大会では愛知の愛工大名電を初戦で倒しています。

今年の聖光学院は福島大会を6試合を戦って45得点。失点はわずかに4点です。
そして6試合でエラーは0。今大会唯一予選でエラーがなかったチームです。

先発は151キロ右腕、吉田くん

左右2人の豪腕ピッチャーのうち、先発はMAX151キロ右の吉田くんでした。

今日の吉田くんは速いストレートは封印。吉田くんの武器であるスライダーは完璧。まったく力むことなく淡々と投げていました。8回1/3を投げてわずか86球。

8番9番の連打によって1点は取られてしまったものの丁寧なピッチングでしっかりゲームメイクしました。

2アウトからでも、下位でも点が取れる東海大相模

今日の東海大相模の得点は初回と3回のみ。初回に4点、3回に2点入れています。
この初回と3回はいずれも2アウトランナーなしからのものです。

初回はフォアボールが1つ絡んでいますが2塁打2本を含む4連打。
3回も同じく4連打で得点。5,6,7,8番で2点を挙げました。

得点を挙げた3回以降は、聖光学院森久保くんに無得点に抑えられてしまいましたが2アウトからでも下位打線でも点が取れる東海大相模はさすがですね。

9回1アウトから小笠原くん登場!

あと2人という場面では左のエース小笠原くんがマウンドに上がりました。
そのまま吉田くんでも十分でしたが、1度投げさせておきたかったんでしょうかね^^

もうこの時点で聖光学院としては苦しいですよね。
吉田くんのスライダーを見せられたあと、このストレートを見せられてしまうわけですから^^

小笠原くんは最後のバッターのときに自己最速の151キロをマークしました。
このボールは大きくはずれましたが、『速い』といより『相当速い』という印象です。

今年の高校生の最速は県岐阜商の高橋純平くんと静岡県の日大三島の小澤怜史くんの152キロですが、この甲子園で記録を塗り替えるかもしれません^^

この先、吉田くんと小笠原くんどちらが先発したとしても次を投げるピッチャーがこれだけ頼もしければ2人とも安心して投げられますよね。

敗れた聖光学院の森久保くん

聖光学院のピッチャー森久保くんは8回を投げて10本のヒットを打たれて6失点という内容でした。後半は疲れが見えていましたね。

投げた138球のうちほとんどが変化球でした。もともと変化球を得意とするピッチャーですが最速140キロを超えるストレートも持っているだけに、もう少しストレートも見せていたらもっと違っていたかもしれませんね。

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