陸前高田「うごく七夕」2015が始まります

祭り前夜のお披露目前なのでちょっとだけ。

陸前高田の夏といえば「うごく七夕」。ここは高田第一中学のお隣の大石地区の公民館倉庫です。何カ月も前から準備を進めてきたうごく七夕がいよいよ始動します。

すべてはこの倉庫から。大震災の津波はこの倉庫をも襲い、壁面には津波の跡が生々しく残されました。ここは津波が到達したもっとも高い場所のひとつなのです。

津波が押し寄せたとは、ここがどんな場所だったのかわかりますか?

それでも、未来の世代につなげていくために祭りを止めるわけにはいかないと、大石地区では2011の夏にも途絶えさせることなくうごく七夕を続けてきました。命、魂、思い、そして祈りがこめられた七夕です。

かさ上げ工事が進められる中、今年の七夕は開催そのものが危ぶまれてきました。七夕の飾り付けをする場所も、うごく七夕を曳き歩く道路も限られていたからです。それでも、町の記憶が残るかつての道を今年の七夕は進みます。陸前高田の人々のさまざまな思いをのせて開催にこぎ着けた2015年のうごく七夕です。

すでにかさ上げ工事が進められている地域では、国道45号線沿いにある仮の山車置き場で準備作業が進められていました。かさ上げされた陸前高田のあちこちで、祭りにかける思いが灯され始めています。

陸前高田の「うごく七夕」いよいよ明日、8月7日の開催です。

今年の模様は、このページにリンクを設置してご紹介していきますのでお楽しみに。