今日は草薙球場で準決勝が2試合行われました。
この試合に勝てば5/22から行われる東海大会出場が決定します。
第1試合は中部1位の藤枝明誠とセンバツベスト8の静岡高校です。
静高に勝つにはどうしたらいいか考えてみました。
静高に付け入る隙がないのか?どう戦ったらいい試合ができるか考えてみました。
なかなか答えは出ずに、いたって当たり前の答えになってしまいました。。。
1.先取点を取る
2.先頭打者を出さない
3.フォアボールを出さない
当たり前だろ!そんな声が聞こえてきそうです^^;
しかしながら、これができているチームがなかなかないのです。
静高から先取点を取るというのは難しいかもしれませんが、後の2つはそんなに難しいことではありません。今大会10-0、10-0と圧勝していますが、秋の大会のような『強すぎる』という感覚はあまりありません。(私だけかもしれませんが...)
静高の強力打線を警戒し過ぎてか、それとも静高という名前に負けてしまっているのか、静高と戦ったチームはフォアボールがとても目立ちます。
ランナーを出してしまうと静高の機動力がさく裂します。静高は瞬足揃いです。特に1番の鈴木将平くんは50メートル5秒台の瞬足です。
そして試合開始。先取点を取ったのは、、、
試合が始まり先にチャンスを作ったのは静高でした。
7番広瀬くんのレフト前ヒット、続く8番村瀬くんの時にヒットエンドランが決まり1アウト1,3塁。9番三瓶くんはバントをしますが3塁ランナーはスタートを切っていませんでした。セーフティースクイズだったのか、サイン見落としなのかわかりません。どうしたのでしょうかね。。結局この回は無得点に終わりました。
藤枝明誠は2回裏、先頭4番の伊藤くんがヒットで出塁したものの、後続が3バント失敗、ショートゴロで6-4-3のダブルプレーで一瞬にしてチャンスを潰してしまいました。
3回を3人で抑えた藤枝明誠、3回裏の攻撃。
ツーアウトから9番、1番、2番の3連続センター前ヒットで静高から先取点を奪いました。3人ともお手本のようなバッティング。さすが中部1位といった感じでした。
そしてランナー1,3塁から1塁ランナーがディレードスチール。キャッチャーがセカンドに投げたと同時に3塁ランナーがホームに突っ込みますが間一髪アウト。タイミング的にはセーフだったのですが回り込んだランナーはホームベースにタッチすることができませんでした。アウトにはなりましたが、意表をついた攻撃でよかったんじゃないかなと思います。
先制された静高は、、、
攻撃面ではいい形を作り先取点を挙げることができましたが、藤枝明誠の先発落合くん、今日はコントロールに苦しみます。4回は先頭打者をフォアボールで歩かせてしまい1アウト満塁のピンチを作ってしまいます。何とか無失点に抑えますが先頭打者にフォアボールはいけませんね。
ところが5回にまたしても先頭打者にフォアボールを与えてしまいます。ここで藤枝明誠はピッチャーを交代しますがリリーフしたピッチャーもコントロールが定まりません。ヒット、死球でノーアウト満塁にしてしまいます。大量点を取られてもおかしくない場面でしたが、併殺崩れによる1点で切り抜けました。静高はここで1-1の同点に追いつきます。
そして6回、三たび先頭打者にフォアボール。次の打者にもフォアボールを与えたところでピッチャーは背番号1番をつけた久保山くんに代わりました。
静高はこのランナーをしっかり送り1番の鈴木将平くんに託します。鈴木くんは1年生から静高のレギュラーです。栗林監督も野球センスの塊と信頼を寄せています。その鈴木くん、期待に応えて1塁線を抜く2点タイムリーツーベースでついに逆転しました。
3番手で投げた藤枝明誠の久保山くんは圧巻のピッチングでした。6回の内山くんから7回安本くん、堀内くん、平野くん。そして8回広瀬くん、村木くんと6者連続三振を奪います。
先発の落合くん、2番手の山本くんはコントロールに苦しみました。1点リードしながらもイマイチ自分たちのペースに持っていくことができなかったのは守りのリズムが悪かったのも原因の1つだと思います。
個人的な感想としては最初から久保山くんを見たかったなぁという気がしました。
久保山くん、9回に打球を足に当ててしまい残念ながら降板。その後リリーフした4番手ピッチャーが静高に2点を追加されてしまいます。
最終回も粘り強く2アウト満塁のチャンスを作りますが、村木くんに抑えられてしまいます。
試合は5-1で静高が勝ちました。
敗因は先頭打者をフォアボールで出してしまったことに尽きる
やはり先頭打者を出してしまうと高い確率で得点されてしまいます。
静高が得点した5回,6回,9回はいずれもフォアボールが絡んでいます。5回と6回は先頭打者をフォアボールで出塁させてしまいました。藤枝明誠が静高に与えた四死球は8個。この試合に関しては静高が強いという感じではなく、藤枝明誠が自分たちでピンチを作ってしまった、そんな試合に感じました。
果たしてどこのチームが絶対王者静高を倒すのでしょうか。藤枝明誠も夏に向けて楽しみなチームであることは間違いありません。
その他の試合結果
準決勝第2試合【草薙球場】
東海大翔洋(中部4位)000 100 005 | 6
浜松商業 (西部5位)001 000 001 | 2
決勝は5/5。静岡高校 対 東海大翔洋
決勝戦は5/5草薙球場で静岡高校と東海大翔洋の対戦になりました。
このカードは昨年の秋の中部大会の決勝と同じです。
その時は静高が10-0、5回コールドで東海大翔洋を破りました。
あれから東海大翔洋も力をつけているはずです。リベンジに燃えているのでは、、、王者静高とどう戦うか見ものですね。
■高校野球
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_______________________________________○『かっとばせ!野球部!』 ~We Love 野球!
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