【大震災を自分事に】3月15日の壁新聞「ボランティアセンター設置」

雪の日の絆の駅(2013年撮影)

震災5日目、手書きの壁新聞から、見出しを引用します。

平成23年3月15日(火)
石巻日日新聞「号外」

ボランティアセンター設置

安否情報を放送

介護ボランティア求む

商店主らが炊き出し

引用元:石巻日日新聞の壁新聞(号外)3月15日(火)号

手書きされた紙面からダイレクトに伝わってくる臨場感は、壁新聞の実物が展示されている絆の駅「石巻ニューゼ」でぜひご覧ください。

この日の壁新聞は「情報」の割合が増えています。ボランティアセンター開設の記事では、ボランティア募集に加えて、石巻専修大学に設置されたセンターで直接受け付けをしてほしいと呼び掛け。介護ボランティアが不足している避難所を13カ所列挙。ラジオ石巻で安否情報法を放送している時間帯の告知。そして中心市街地の立町で商店主らが炊き出しを行っていること。動ける人が困っている人を助けようというメッセージが伝わってきます。

震災直後、県外などからの支援が入ってくるまでの間は、被災した人同士が助け合い、お互いがお互いのボランティアとして働いていた様子が目に浮かびます。

絆の駅「石巻ニューゼ」

津波の水が引いた後の町で何が起きていたのか。絆の駅「石巻ニューゼ」では、壁新聞の手書き文字の向う側にある現実を教えてもらえます。