今回も野球をやっているときに起きた事故の話。
昨年の8月6日、愛知県にある高校の野球部はグラウンドで練習試合をしていた。
試合は昼過ぎに始まったが、試合開始から20分くらいすると雨が強くなり一時中断することになった。少しすると雨もやみ晴れ間がでたので試合は再開された。
2回裏、先頭打者の3球目だった。
マウンド上のピッチャー(17)に雷が落ちた。
すぐさまバックネット裏にあったAED(自動体外式除細動器)で心肺蘇生、その後救急車で病院に運ばれたが意識不明の重体となった。
7日未明、彼は死亡した。
この日は愛知県全域に雷注意報が出ていたことを学校側は把握していなかったと いう。グラウンドの周囲には12本の避雷針があった。
当時、グラウンドには他の野球部の選手、保護者など100人くらいいたらしいがケガはなかった。
雷の被害に遭うと死亡率が非常に高いと言われている。
雷はまっすぐに落ちることばかりではなく、斜めに落ちることもある。
その距離は10キロ以上とも言われている。遠くで鳴っていた雷が自分のところに落ちる可能性があるということだ。
この事故が起きる2週間ほど前の7月19日、私は静岡県にある富士球場で高校野球を観戦していた。
途中で雨が降り出し、雷が鳴り雨が強くなったところで試合は中断。中断、再開を繰り返したが再び雷が鳴ったところで試合は中止となった。
そのときは雨もそんなに降っていなく、少し早い決断に、まだやれるのではと思ったが今思えば判断は的確だったと思う。
前回書いたように練習中にノックの打球が頭部を直撃して重体、そして試合中に落雷で死亡など、甲子園目指して頑張ってきた野球少年の大きな夢を一瞬にして奪ってしまうのが事故だ。
野球に限らずスポーツは一歩間違えば大きな事故やケガにつながるものだ。
しかしよく考え行動することによって防ぐことができるものも多いと思っている。
くれぐれも事故やケガに気をつけて、野球を楽しんでもらいたい。
_______________________________________○『かっとばせ!野球部!』 ~We Love 野球!
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