息子へ。東北からの手紙(2014年11月23日)再訪・浜風商店街

訪ねるといつも「いらっしゃ~い」「お帰り~」とうれしい声をかけてもらえる浜風商店街(福島県・いわき市)。残念ながら同行できなかった君の代わりに、からすや食堂さんでしっかりカツカレーを食べて来たよ。

食堂の奥さんやご主人はもちろん覚えていて「次はまた来てね」と言付かりました。

この日の浜風商店街には、バスツアーの人たちが2組やってきていて商店街の通りも視察の人達で賑わっていました。もちろん、お店のお母さんたちによるコーヒーサービスもいつもの通り。

電器屋さんの佐藤さんや理容店の菅原さんと話していて感動的だったのは、商店街で販売していた花の種「復興の花を咲かせようプロジェクト」を持ち帰って、小学校のこども達が育てた壁新聞が貼られていたこと。

「ほらね、長野県のこども達がこれを作って、届けてくれたの。うれしいわよね」

距離的に離れていても、震災からの時間が経過していっても、ちゃんと覚えている人のちょっとした心遣いでみんなが元気になれる、そんないい話でした。