今週末の19日。岩手県宮古市にある浄土ヶ浜海水浴場が海開きします。
環境省は全国の海水浴場のうち、水質、景観、安全性などの観点から優れた100カ所を「快水浴場百選」として選んでおり、そのなかでも特に優れた12カ所を「特選」に指定しています。
浄土ヶ浜海水浴場は「特選」に選ばれた日本有数の好条件を備えている海水浴場です。
浄土ヶ浜海水浴場の魅力
浄土ヶ浜海水浴場の特長は、その景観と安全性があげられると思います。
同海水浴場がある浄土ヶ浜は、国の名勝に指定されるほど風光明媚な場所です。
浄土ヶ浜という名称が「さながら極楽浄土のようである」と江戸時代の僧が感嘆したことに由来すると言われていることからも、同浜の美しさが伝わってきます。
わたしも浄土ヶ浜を訪れた時、コバルトブルーの透き通った海と、マグマと波の浸食作用で作られたという見事な海岸美に「ここで泳ぎたい!」という衝動に近いものを覚えました。
浄土ヶ浜の景観を特徴づけている岬は、天然の防波堤にもなっています。そのため、外海に直接面している海水浴場に比べると波が穏やかです。
実際にわたしが訪れた時も、まるでプールのような海でした。押し寄せる波のパワーが軽減される分、離岸流と呼ばれる危険な潮流も発生しにくくなっています(※離岸流については、近日中にぽたるページで書く予定です!)。
「快水浴場百選」の評価項目のひとつに安全性があります。浄土ヶ浜海水浴場は、その指標が最高ランクの5つ星となっており、比較的安心して楽しむことができます。同海水浴場は、小さなお子様を連れた家族づれにも最適です。
海水の冷たさには要注意!
魅力溢れる浄土ヶ浜ですが、海の水は大変冷たいので注意が必要です。これは緯度が高いことに加えて、寒流である親潮が流れていることにも起因しています。
小さなお子さんは、海で泳いでいることの方が多いかもしれません。休憩をこまめに取るなどの注意が特に必要です。
寒さ対策にはウェットスーツが大変有効です。子供用も販売されています。ウェットスーツは磯の岩やクラゲなどからも身体を保護してくれます。また、若干ですが浮力(※)もあり、長時間泳ぐ方やシュノーケリングをされる方には、おすすめのアイテムです。
(※ライフジャケット代わりにはなりません)
浄土ヶ浜海水浴場情報
■2014年浄土ヶ浜海水浴場情報
【場所】岩手県宮古市日立浜町32
【遊泳期間】2014年7月19日~8月17日
【遊泳可能時間】8:30 ~ 17:00
【温水シャワー】有
【トイレ】有
【駐車場】有(無料)
【アクセス】電車:JR宮古駅→岩手県北バス・浄土ケ浜行き奧浄土ケ浜下車
(所要時間約20分)
車:東北道盛岡南ICから国道106号経由100km2時間
※花火、バーベキュー、キャンプ等は禁止です。
8月3日には、浄土ケ浜サマーフェスティバルがあります!
同フェスティバルでは、ミニ縁日、子ども浴衣コンテスト、
ビーチサンダル飛ばし大会、爆笑ジャンボ竹竿スイカ割り大会などが
催されます。
浄土ヶ浜海水浴場
贅沢なロケーションの浄土ヶ浜海水浴場。この夏、いちおしのビーチです!
参考WEBサイト
Text & Photo:sKenji