奇跡の一本松の近くにあった八木澤商店で休憩です。ソフトクリームで涼みながら、お味噌やお醤油を買いました。黒豆も絶品です!
陸前高田物産センター、神田ぶどう園で缶詰やワインを購入しつつ昼食を食べるところを探します。八木澤商店でいただいた陸前高田の手書きマップを穴があくほど眺め、こんの直売センターという焼きホタテを食べられるお店へ向かうことに決定。
こんの直売センターでは、焼きホタテ定食と磯ラーメンのセットを注文。ホタテの大きさに一同驚愕です。
昼食を食べ終えてまったりしていると、一人のおばあちゃんがお店に入ってきて、息子を見るや否や「ありゃ、小さい子!めずらしい。」と声をかけてきてくれました。最近このあたりは小さな子が減ってしまっていてね、と話してくれました。すごく喜んでくれているようでしたので、「また来ます!」とお伝えしました。今度は息子と同い年の子供を持つ友人も引き連れて来なければ!と心に決めました。
陸前高田を出発し、本日の最終目的地、宮古へ向かいます。道中釜石市や山田町を通ったのですが、このあたりもまだ震災後のままなのではないかと思われる建物をいくつも目にしました。次回以降まわることができればと思います。
夕方過ぎに宮古へ到着。明日は三陸鉄道で北上します。
4日目 6月3日(火)
朝早く起きたのでホテルの前を散歩です。30mほど離れたところに犬の散歩をしているおじさんがいて、うちの息子が「ワンワン!ワンワン!」と言ったところ、そのおじさんがこちらに振り向いて「ワンワーン!」とこぶしを突き上げて応えてくれました。みなさん、相手してくれて本当にありがとうございます。
ホテルをチェックアウト後、車を宮古駅前で返却し、三陸鉄道北リアス線に乗り込みます。
できるだけ多くの駅で降りたかったのですが、時間の関係もあり、駅員さんのアドバイスを聞きつつ、田野畑という駅で途中下車をしようということに。
この駅には喫茶店が建物内にあるので、コーヒーを飲んで休憩です。
(田野畑駅はNHKドラマあまちゃんの撮影にも使われたので、出演された俳優さんのサインもありました!)
また、駅の壁面に地元の高校生などから贈られた「はげましの言葉」が記されており、ここでも元気と勇気をもらいました。
1時間半ほど待ち、田野畑駅を再び出発です。道中車内では北リアス線一の絶景スポットや震災の被害の大きかったところなど、運転手さんが鉄道を止めて説明をしてくれ、そのたびに乗客みんなで身を乗り出して眺めるといった感じで、あっという間に終点の久慈に到着です。
久慈では、遅い昼食と、駅前を観光です。
5日目 6月4日(水)
とうとう最終日。市内に流れるあまちゃんのテーマ曲でさわやかにお目覚めです。
この日は八戸経由で一気に神奈川へ帰ります。
昨日予約しておいたうに弁当を久慈駅で購入し、八戸線で八戸を目指します。
八戸駅からは乗り鉄の妻が長年憧れていたはやぶさのグランクラスに乗車です!軽い軽食とお酒を含む飲み物の提供があり、国際線の飛行機に乗った感覚で、あっという間に東京に到着してしまいました。
終わりに
息子と行く初めての東北旅行でしたが、行く先々でみなさんにとびきり優しくしていただきました。復興支援ツアーというテーマで訪れたものの、実際に応援され元気が出たのは明らかに自分たちです。田野畑駅で見かけたこの広告にもありますが、一番の支援は現地に行くこと。私がすぐにできることは今回の旅で経験した楽しい思い出と自分なりに感じた被災地の現状を伝えつつ、東北へ訪れる足がかりを作っていくことだと思います。
また、今回まわりきれなかったところも多くありますので継続的に訪れたいと思います。
旅の経費
電車賃 75,260円
レンタカー代 27,380円
ガソリン代 3,500円
ホテル代 18,000円(1泊目、朝夕食含む)
23,000円(2泊目、朝夕食含む)
15,000円(3泊目、朝夕食含む)
22,000円(4泊目、朝夕食含む)
昼食代 3,600円(1日目、コボスタ宮城STADIUM)
5,200円(2日目、おかせい)
2,000円(3日目、こんの直売センター)
4,600円(4日目、久慈道の駅)
3,000円(5日目、うに弁当)
お土産代 28,746円
その他飲食等 13,705円
合計 244,991円