5月27日に公表された「福島第一原子力発電所1号機S/C(圧力抑制室)上部調査結果について」に続いて、第2弾がリリースと写真で公開されました。
前回の調査は北側の装置投入箇所から時計回りでしたが、今回は反時計回り。遠隔操作のカメラロボットがキャットウォークからトーラス室の様子を見て廻ったようです。
今回の調査では水漏れ箇所が発見されることはなかったようですが、線量が極めて高い場所が見つかったそうです。
南側「X-5G」というエリアの空間線量は「約2,400mSv/h」。ミリの付かない生もののシーベルトに換算して「2.4シーベルト毎時」。この場所に2時間もいれば50%致死線量を超えかねない高い線量です。
また、この付近は配管の汚れがひどかったとも報告されています。可能であればより詳細な調査が求められるところでしょう。
前回と今回の調査で踏査できていない「X-5F」付近については、調査の必要性を検討するそうです。
文●井上良太