伊豆大島・椿まつり開催! [1/26~3/23]

東京都・伊豆大島で、今月26日(日)から3月23日(日)まで「第59回 伊豆大島・椿まつり」が開催されます。

伊豆大島の椿(つばき)まつりは、今年で59回目を数える伊豆大島最大の観光イベントです。期間中、大島公園内の椿プラザをメイン会場に、椿の女王コンテスト、カメリアマラソン大会、磯釣り大会など、様々なイベントが島内各地で実施されます。  

伊豆大島のツバキ

ツバキは日本で古くから親しまれてきた花木です。8世紀ごろには、ツバキに対する信仰があり椿油(つばきあぶら)も作られていました。室町時代になると園芸としてのツバキの栽培が始まり、江戸時代になると椿園芸はさらに盛んになったとのことです。

伊豆大島では、およそ450種類ものツバキを見ることができるそうです。その数なんと300万本。ツバキの木は強風から家を守る防風林の役割もあるそうです。伊豆大島のツバキの歴史について、東京都立大島公園のWEBサイトから引用します。

伊豆大島の椿は、種子から椿油を絞るために育てられてきました。伊豆大島でもっとも普通に行われてきた栽培方法は、雑木林を椿だけ残して伐採し椿山にするというものです。伊豆大島は、ヤブツバキ(Camellia japonica)の自然分布域の中なのでこのような方法が出来るのです。
椿山として管理されている林は、島内のいたるところで見られます。大島公園の中でも椿資料館(旧黒潮小屋)付近の椿林は種子を採取するためのものでした。
椿はほかにもいろいろな利用方法があります。材は硬く工芸用品や火持ちの良い椿炭、枝葉の灰は染物の媒染剤、油の搾りかすは、燃料や肥料に利用されています。
島内で特に大木が残っている場所は、泉津の椿トンネルと差木地沖の根の椿並木です。

引用元:椿園・椿資料館|東京都立大島公園

椿まつり詳細情報

伊豆大島で開催される椿まつりの詳細情報は下記の通りです。

■第59回伊豆大島椿まつり
 【期間】平成26年1月26日(日)~ 3月23日(日)
 【場所】伊豆大島(東京都大島町)
 【メイン会場】椿プラザ(大島公園内)
 【主なイベント】
   ○椿の女王コンテスト
     [場所] 椿プラザ
  [日時] 2月8日(土)10:00~
伊豆大島の伝統衣装に身を包み、あんこ娘(※)になったコンテスト参加者
の中から可憐な「椿の女王」を選出します。
     (※)あんこさん:伊豆大島の伝統衣装を着た女性の通称。   

   ○ジオパーク展
     [場所] 三原山山頂口特設会場
  [日時] 椿まつり期間中の水、土、日曜、祝日 9:30 ~ 15:00
平成22年9月に日本ジオパークに認定された「伊豆大島ジオパーク」
     の魅力を地元ガイドがスライドで紹介します。

   ○伊豆大島カメリアマラソン大会
     [場所] 大島町役場(スタート、ゴール地点)
  [日時] 2月16日(日)9:30~
 島中の至る所で咲き誇る満開の椿花(ちんか)を観察しながら、
     緩やかなコースを回るマラソン大会です。

   ○郷土芸能の実演
     [場所] 椿プラザ
  [日時] 期間中毎日9:00~15:30
   メイン会場である大島公園で「大島民謡」や「あんこの手踊り」など
    の郷土芸能を披露します。

※ その他のイベントについては、下記WEBサイトで確認することができます。
   

また、上記イベント以外にも「東京都知事杯椿まつり写真コンクール」が行われます。ミス大島・ミス椿の女王撮影会、大島に咲く椿の花、三原山、大島の風景・芸能、椿まつりの行事など、大島の観光に関する写真が対象となります。

○東京都知事杯椿まつり写真コンクール
 【応募サイズ】カラープリント(四つ切またはワイド四つ切)
 【作品応募、お問合せ先】 東海汽船(株)旅客部 大島椿まつり写真コンクール係
              〒105-6891 東京都港区海岸1-16-1
             TEL:03-3436-1148
 【応募締め切り】平成26年4月4日(金)必着

昨年10月の台風被害について

伊豆大島は、伊豆半島の南東約25kmに位置する伊豆諸島最大の島で、人口はおよそ8200人です。昨年10月の台風26号により、島は大きな被害を受けました。台風26号は、関東に接近したものとしては、ここ10年間で最強と言われ、24時間の雨量が824ミリという記録的な雨をもたらしました。伊豆大島では36名の方が亡くなり、今も3名の方が行方不明となっています。建物被害は379棟にのぼり、このうち住宅被害は152棟(うち全壊71棟)となっています。

自宅を失った被災者も多く、39世帯90人の方が、先日完成した仮設住宅に順序入居する予定です。島の主要産業は観光業ですが、台風災害の影響を受けているようです。来島者の9割が利用する東海汽船の予約状況は、例年の6割程度に落ち込んでいるとのことです。

見ごろは2月下旬~3月上旬

ツバキの見ごろは例年2月下旬から3月中旬とのことです。椿まつり期間中には、カメリアマラソン大会、椿の女王コンテストのほか、様々なイベントが島で行われています。イベント以外にも昭和61年11月に噴火した三原山噴火口のお鉢めぐりや、温泉、数百匹のリスを放し飼いにしている「椿花ガーデン・リス村」などの見どころもあり、いつ訪れても楽しむことができます。

また、伊豆大島は離島にも関わらず、アクセスが便利な点も魅力です。高速船を使えば、東京の竹芝客船ターミナルから、なんと1時間45分で伊豆大島に行くことができます。

海の幸に舌鼓を打ち、温泉を満喫しながら、離島で日ごろの疲れをとるのもいいかもしれません。

今年は、椿まつり期間中に大島発着の船便に乗船すると、東京都の復興支援事業として、片道あたり1500円がキャッシュバックされます。その他にも、下記「椿まつり期間限定お得情報」などの各種運賃補助もあります。

ぜひ、この機会に魅力あふれる早春の伊豆大島へ!

椿まつり期間限定お得情報

椿まつり期間中に運賃のキャッシュバックや割引サービスが実施されます。

■東京都復興支援によるキャッシュバック
【対象】本土と大島間の東海汽船旅客運賃(島民割引を利用した場合を除く)
【期間】平成26年1月26日から同年3月23日まで
    (大型船の平成26年1月25日東京発便を含む)
【割引額】片道当たり@1,500円(こども1,000円)
※往復でおとな3,000円、こども2,000円の割引
     乗船券の発券後に割引額を現金かお買物券で返還

さらに、東海汽船の割引サービスもあります。このサービスは、上記の東京都復興支援のキャッシュバックと併用ができますので、よりお得に伊豆大島へ行くことができます。

■ANAによる椿まつり限定特別割引
【対象】羽田と大島間の「椿」特割の発売(平成26年1月10日より)
【期間】平成26年1月26日から同年3月23日まで
【割引額】片道当り@2,500円(通常の「特割」から割引した「椿」特割を設定)

■新中央航空・椿まつり限定特別割引
【対象】調布と大島間の旅客運賃(島民割引を利用した場合を除く)
【期間】平成26年1月26日から同年3月23日まで
【割引額】片道当たり@2,500円(こども2,000円)
     通常料金で事前に購入した場合は空港カウンターで現金キャッシュバック

■「海市場」椿まつり感謝セール
 水産物展示販売施設『海市場』では、椿まつり感謝セールを実施します。
【対象品】全商品割引
【期間】3月10日(月)~3月23日(日)までの期間
    ※15日(金)は月一セールを実施
【割引額】全品1割引き(15日は15%引き)

椿まつりメイン会場:大島公園

椿まつりメイン会場である「椿プラザ」は、東京都立大島公園内にあります。