あの日から1000日の時間がたちました。
香川県出身、現住所宮城県石巻市の写真家・平井慶祐(ケースケ)さんは言います。
あれから1000日。
悲しみを減らすことは出来ないけれど、喜びを増やすことは出来たかなぁ?
右手と左手を、胸の前で合わせる時間を1分。
これから喜びを増やして行きたいなぁって人はぜひ♪
いろいろな場所で、右手と左手を合わせている人がいます。
津波で亡くなられたたいせつな人への祈り。
無念を引き受けようとするかのような慟哭の祈り。
明日を誓う、無言の祈り。
東京・福生市の臨済宗清巌院では11月30日、12月1日の2日間、復興イベント「1000日の集い~東日本大震災追悼と復興支援」が開催されました。
石巻市の大川小学校では、今年も新沼暁之さんたちの手でクリスマスツリーが設置されました。もちろん、太陽光パネルでつくった電気であかりが灯されています。
石巻では、「がんばろう!石巻」の看板が掲げられたのと同じ思いで、3266灯がともされます。
追悼の灯りに点灯した後、阿部直人さんは続けて写真をアップしてくれました。
灯りの数は、石巻で尊い命を亡くなられた方々と同じ3266灯(9月現在)とのこと。
阿部さんは「悲しい気持ち」と写真に思いを添えました。
平井さんからも、こどぱにーの田中ケロさんからも、石巻のたくさんの人たちから写真がアップロードされていきます。建物がなくなった門脇、南浜の土地に広がるあかり。風の音に交じって声が、言葉が聞こえます。
今日は1000日を思い、そして明日に向かってふり返る日。
風邪を引かないように温かくして、みんなで東北の空をあおぎましょう。
そして、1000日の追悼の思いから、明日への「誓い」を見つけ出しましましょう。
井上良太
写真家・平井慶祐さんのフェイスブック。本物の言葉と写真がここにあります。