たこ焼きは敷居の低い食べ物
突然ですが、僕は関西出身です。だからというつもりはないのですが、好きな食べ物のひとつにたこ焼きがあります。いやぁ、たこ焼きほど敷居の低い食べ物ったらなかなかありませんね!関西以外の人と話す機会があると、「関西人って、一家に一台必ずたこ焼き機もってるんでしょ?」なんて、珍しいモノを見るかのような目で言われます。
しかし、僕からすれば「なんでそんな質問をするんだろう」とすら思います。一台あれば、一家団らんで楽しめますし、学生が集まればすぐにタコパ(たこ焼きパーティ)の始まりです。誰でも手軽にたこ焼きを焼けるだけでなく、コミュニケーションツールにもなるスグレモノです。たこ焼き粉だってスーパーに行けば必ず売ってます。たこ焼き機なんて、せいぜいたこ焼き専用の機械※です。それなのに、それなのに、誰もがたこ焼き機を持っているのが当たり前かのように、スーパーにはたこ焼き粉が売ってあるんです。こんな食べ物他にあるでしょうか。素晴らしい食べ物だと思います。
※ 稀にホットケーキミックスでベビーカステラを作る強者も。
「本場の味!」は中国産?
さて、とある日、僕はスーパーの冷凍食品コーナーにいました。この日は冷凍食品半額デー。冷凍食品は積極的にこそ食べませんが、やはりいくつか備えていると便利なものです。
そこでふと目に留まったものが、冷凍食品のたこ焼きでした。1人暮らしになって数年。たこ焼きを食べる機会はめっきり減りましたし、「一家に一台」と言いながら、1人暮らしともなると、たこ焼き機も持っていません。10個入り135円。そこには、関西弁で「むっちゃうまい!」「本場の味!」なんて書かれてあります。「あぁ、小腹がすいた時にちょうど良いな」
そう思って僕が商品を手にすると、原産国:中国
なんて文字が。ええええええええええ。( Д )
やっぱり、自分で作って食べたい
そりゃあまぁ、たこ焼きの原材料なんて小麦粉にしろ、たこにしろ、国産のものを使っていれば値段ばかり高くなってしまいます。食料自給率が著しく低い日本ですから、輸入物に頼る側面はある程度仕方がない気もします。けれど、「本場の味!」と豪語しているたこ焼きがまさかの中国産では、こちとら関西人としては、なんだかなぁ・・・と思ってしまいます。たこ焼きの敷居の低さは大歓迎です。でも、ここまで来るとやりすぎな気がします。世界規模で食べられるのは良いことだと思いますが、日本の食べ物をわざわざ外国で作って、それをまた輸入しなきゃならんのかと思うと、テンションが下がってしまいました。
それでよく調べてみると、意外とあるんですね。中国産のほかタイ産もよく見かけます。冷凍たこ焼き。中にはこれ見よがしに「国内製造!」と主張しているものもありますが、本来それが普通であってほしいなと思ってしまいました。食品業界の事情を考えると、色々やりくりしているのだろうなぁと伝わってきます。が、僕個人としては、そんなややこしいたこ焼きを食べるくらいなら、自分で作って自分で食べたいなと思ってしまいました。よく探せば、一人暮らしでも作れる程度のたこ焼き機も売っているみたいですね。「一家に一台」どころか「一人暮らしにも一台」たこ焼き機があっても良いかも知れません。それだけ敷居が低い食べ物だと思いますし。