仙台東部有料道路を三陸道方面に向かい石巻河南ICで下車。石巻市内から国道398号(女川街道)を東に15kmほど。
★東北の高速道路におトクなフリーパス登場!ETC車限定のドラ割に「東北観光フリーパス」が登場しました。平成25年8月8日~7月1日の金・土・日・月、祝日とその前後の平日のうち、連続する2日間または3日間、周遊料金で東北を旅することができます。首都圏出発プランも用意されているので、クルマで女川に行く時にはぜひご検討を!
高速道路割引「ドラ割」
東北観光フリーパス
≪新幹線・列車の場合≫仙台駅までは新幹線で。仙台駅から女川方面へのルートは2つ。
(1)東北本線で小牛田まで。小牛田から石巻線で石巻経由浦宿へ。(2)仙石線で松島海岸へ。代行バスで矢本まで。矢本から再び仙石線に乗って石巻へ。石巻から石巻線に乗り換えて浦宿まで。
※3月15日まで石巻線は渡波止まりです。渡波から先はJRの代行バス(JRの乗車券が必要です)、ミヤコーバス、あるいはタクシーの利用となります。また、3月16日からは浦宿まで営業が延伸されますが、浦宿・女川間の運転再開は未定です。
★3月16日のダイヤ改正で、東北新幹線に新車両「スーパーこまち」が登場します。在来線サイズながら、4列シートで座りやすく、内装もシックな新車両に乗って、ぜひ女川へ!
モデルプラン
≪1泊2日、仙台からレンタカー利用。ゆったり余裕の女川の旅≫
東京駅(9:36)発のJR新幹線「はやぶさ3号」に乗れば、仙台には(11:12)に到着。仙台駅周辺でレンタカーを借りて、12:00に女川へ出発!
(1日目)
12:00 仙台発 ↓
13:30 女川着 ↓
14:00 「おかせい」の海鮮丼で遅めの昼食。混雑時じゃない方が、お店の方とゆっくりお話しができるチャンスかも。 ↓
15:00 女川港周辺を散策。大型車両の通行に注意して、大震災の被害状況をご覧ください。 ↓
17:00 「エルファロ」にチェックイン。スタッフの皆さんの「町の復興」に掛ける熱い思いを聞けますよ。 ↓
18:30 夕食は「ニューこのり」で牡蠣天丼。白子天丼も魅力です。(どちらも冬季限定品!)
(2日目)07:30 「エルファロ」で朝食
↓09:00 清水・新田周辺を散策。散歩している地元の人に会ったらぜひご挨拶を。
↓11:30 女川町立病院の慰霊塔で黙とう。おちゃっこクラブのそばにあります。
↓12:00 おちゃっこクラブで昼食(ナポリタンがおすすめです)。お土産品もお忘れなく!
↓14:00 仙台に向けて出発
↓16:00 仙台着
仙台発(16:26)のJR新幹線「はやて30号」に乗れば東京(18:08)着。
★プラスワンで温泉も!★
石巻河南インターから北へ無料区間を1区間、河北インターを降りてすぐの場所にある道の駅「上品の郷(じょうぼんのさと)」は、温泉保養施設も完備。石巻エリアへの観光客に人気の温泉です。利用料は平日500円(小中学生は200円)、土・日・祝日・お正月・お盆等700円(小中学生は300円)。地元野菜や水産品の直売所もありますよ。場所:宮城県石巻市小船越字二子北下1-1
電話 0225-62-3670 [マップ]
◇旅のご予算◇東京から:新幹線料金(21,480円)+レンタカー料金(13,650円)+ガソリン代(3,000円)+宿泊代(6,300円)+食事代(4,000円)=48,430円
仙台から:レンタカー料金(13,650円)+ガソリン代(3,000円)+宿泊代(6,300円)+食事代(4,000円)=26,950円
安全情報
≪道路≫石巻から女川への主要道路では不通区間はありません。カーナビを利用して通常どおり通行できます。
周辺の路線では、国道398号線は女川から雄勝方面に向かう途中で工事による片側交互通行区間が2カ所あります(2013年1月30日現在)。女川から鮎川方面へのコバルトラインは不通です。※地盤沈下により、道路がかさ上げされている場所では、路肩に大きな段差があります。
※側溝の溝蓋が外れたままになっている場所があります。脱輪に要注意です。※がれき集積場付近では大型の工事用車両が頻繁に通行するため注意が必要です。
※街灯がない場所が多いため、クルマ利用、徒歩を問わず、日中に行動するように心がけましょう。
≪余震・津波≫地震発生の危険は、東日本大震災の被災地に限らず、日本中どこにでもあります。もし地震が起きたらどうするか、常に考えて行動することが必要です。現在女川町では、ほぼすべてのがれきや被災した建物が撤去されているため、町なかでがれきが崩壊するといった危険は少なくなっています。がけ崩れ、液状化などに巻き込まれないよう避難してください。
女川運動公園は東日本大震災で多くの人々が避難した場所です。海から直線距離で1km弱。標高はグラウンドがあるあたりで30m~40m。西側の斜面は標高50m以上の高台につながっています。 [マップ]港の南側の小乗浜であれば、県道41号線を牡鹿半島方面へ向かい、ニューこのり先のヘアピンカーブの辺りで標高30mです。カーブを曲がってさらに500mほど行けば、標高50mの高さに到達します。 [周辺マップ。カーブの手前を示します](標高は国土地理院2万5000分の1地形図を参照しました)
≪放射能≫
東日本大震災では東北電力女川原子力発電所震度6弱を観測し、全機冷温停止したのち定期検査中の状態です。発電所内と周辺の空間線量などのリアルタイムデータは東北電力のウェブページで確認できます。
2012年11月23日、女川原子力PRセンター周辺で手持ちの線量計で計測した空間線量は0.08~0.10マイクロシーベルト時、同じ日に女川漁港で計測した空間線量は0.04マイクロシーベルト時でした。
※この情報は、現地での活動経験から筆者がアドバイスするものであり、安全を保証するものではありません。旅先では計画性と余裕をもって安全第一でお過ごしください。
●TEXT+PHOTO:井上良太(株式会社ジェーピーツーワン)