頼もしかった娘。課題だらけの親。
我が家は都合によりこの海でみなさんとお別れ。何もかもお世話になりっぱなしだったことに加え、みなさん娘をかわいがってくださって感謝しかありません。ご一行はキャンプ場にもう一泊して明日は下田方面で遊びまくるとか。タフだなあ…。
ご覧のとおり、娘は慣れない環境と初対面のみなさん、目まぐるしく変わる天候をものともぜす終始ニコニコの絶好調。興奮しすぎてわたしたちの髪の毛をつかんで離さない時間があった以外は素晴らしい笑顔と親もびっくりの頼もしさを見せてくれました(さいわい家族全員ブヨ被害もありませんでした。ホッ)。
小さい頃はちょっと地面の感触が違うだけで歩こうとしなかったり、すぐにおんぶをせがんできて拒むと噛んだり、決まったものをちょっと食べるだけだった時期もあったのに「いつの間にこんなにたくましくなったんだろう」と思います。
しんどいことが多いし、いつも焦っていて落ち着かないけど、何年もかかって頑張っていろんなところに連れて行き、いろんな人に会わせてきて良かったです!
それに引き換え親のわたしたちときたら…冷房なし、川の音がザンザン聞こえる部屋、そして寝袋に馴染めず、寝不足と疲れで足腰首がボロボロ。
日帰り温泉は休業中のところが多く、これまたディープな土肥の共同浴場で束の間身体を休めてから帰路についたのでした(すっごく熱いけどすばらしいお湯でした)。
つまり、万が一の避難所生活で多くの課題を抱えているのは娘よりもわたしたち親の方でした。たった一泊でこの有様ですから、避難所での生活を余儀なくされている方々の苦しみは想像を絶します。
また娘の身体が大きくなった分、海での安全性についても課題を発見できました。ことしはその改善点を確かめる夏休みにしたいと思います。
追記:お出かけの際の注意
海遊びを楽しんだ落居海岸にはこんな光景がありました。
連日の大雨で山肌が崩れ落ちていたのです。
また海へ向かう途中、誘ってくれた友達家族のクルマが石を踏んでしまいパンク。旅先で仮タイヤへの交換をする羽目になってしまいました。
地元の方によると「山道では大雨のあとに大きな石が転がっているので、踏まないように注意してください」とのことです。
それから、この4連休に中伊豆・西伊豆・南伊豆の山道を走っていて「雨水が即席の川のように、道路に沿って或いは道路を横切ってさらに下へ流れていく」箇所をたくさん見ました。
これは大雨の次の日の山道では珍しくない光景なのですが、今回はそういう流れの箇所や流れている水の量が「あまりにも多い」と感じました。度重なる豪雨、長引く梅雨で、山がこれ以上雨水を吸収できないのかも知れません。
梅雨はもうすぐあけてくれると期待しています。でもこの夏の山道では災害情報を事前にチェックするなどして、じゅうぶん注意をしてください。