新型コロナウイルスの感染状況が日に日に深刻化しています。
外出は最小限。先月から休日は家で過ごすことが多くなりました。
そんな中、ニュースを見ていると気になる記事が・・・。
農林水産省は3月4日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、食品関連事業者から発生する未利用食品をフードバンクに寄付するための取り組みを開始した。
引用元:新型コロナ感染拡大で行き場を失った食品を救え! 農水省や食品宅配事業者らの支援続々(ITmedia ビジネスオンライン) - Yahoo!ニュース
フードバンクとは規格外など販売が困難になった食品・食材を企業から引き取り、必要としている人に届ける活動に取り組む団体を指します。
今回の件で、休校や中止になったイベントで本来使われるはずだった食品・食材をフードバンクに寄付することで、福祉施設や子ども食堂等へ無料提供される仕組みなのだそうです。
ロスを減らすためにどんなことができる?
記事を読んだ後、こんなことを考えました。
「個人の場合、食べ物のロスを減らすためにどんなことができるだろう?しかも感染予防を徹底しながら。」
個人経営の飲食店で短時間の食事をする?
個室(接触を最小限にするため)がある飲食店を利用する?
今回の件で新たにテイクアウトを始めたお店で注文する?
まず考えたのはこれらのような飲食店に行くまたはテイクアウトを利用することでした。ロスを減らすだけでなく、売上が減ってしまった飲食店の応援にもつながります。
給食用食品を購入する?
飲食店から余った食材を引き取る?
料理を提供している所から余った食材を引き取る案も考えましたが、個人で実行するのは割と難しい・・・。給食用食材を一般向けに販売することはほぼないですし、飲食店に余剰食材の有無を手っ取り早く確認する方法も思いつきません。
また、飲食店で余った料理を低価格で引き取ることができるサービスも増えつつあるのですが、対象エリアが限定されていたり、時間が指定されていたりするため、人口が少ない地方で生活している人は、参加しづらい・・・。
生産者から直接購入しよう
コロナの影響によって発生したロスを個人で減らせる方法を探ってみた中で行き着いた答えがこちら。
「本来飲食店やイベント等で使われる予定だった食材を“生産者”から購入する」
農家の人に直接問い合わせることも可能なのかもしれませんが、今回選択したのは生産者と購入者を直接つなぐサービスを利用するという方法です。(メディア等でも取り上げられているので、すでに知っている方が多いかもしれませんが)
ポケマルは全国の農家さん・漁師さんから直接やりとりしながら
食材を買えるオンラインマルシェです。
この類のサービスはいくつかあるのですが、その中でも操作性が良く「生産者と直接やりとりできる」ことに惹かれたのがポケットマルシェ(通称:ポケマル)です。
アプリをダウンロードし、さっそく会員登録を済ませます。
野菜や魚介類といった食材の種類からも探すことができますが、画面上で際立っていたのが、「#新型コロナで困っています」というタグ。
検索をかけ、出品食材にそれぞれ書かれているメッセージでは、「休校や外食不振で出荷できない野菜」「需要が減り市場価格が落ち込んでしまった鮮魚」など新型コロナの影響具合や生産者の方の本音を知ることができます。
色々と目移りしましたが、最終的に選んだのが淡路島産の玉ねぎ5kg。飲食店からの注文が減り、余ってしまったようです。
他にもいくつか購入したかったのですが、まずは「自分たちで食べきれる範囲」としました。到着を楽しみに数日待ちます。
玉ねぎ到着!
箱にぎっしり詰まった玉ねぎ。生産者の方が農法やおすすめの食べ方などを紹介してくれるのも、ポケマルの特長の一つです。
淡路島産の玉ねぎは柔らかいんです!そして甘い。
ということで、さっそくサラダに使ってみました。(若干入れすぎた感がありましたが、美味しくいただきました!)
届いたのは、長期保存に向いている晩生(おくて)という品種。スライスして水にさらすのではなく、冷蔵庫に入れると良い(栄養を逃さず辛味をとる)とは初めて知りました。
「本来飲食店やイベント等で使われる予定だった食材を“生産者”から購入する」
今回は生産者と直接つながれるサービスを利用してみました。もともとは食材ロスを減らすという大きなテーマの内容だったのですが、途中からはこのサービスの魅力にはまってしまい、ほとんどポケマルの紹介記事に・・・。
なので、
家で過ごす時間が多くなった今、この機会に何か楽しいことを見つけてみるのも良いのかもしれません。
というのが、この記事のまとめです。
こんな時期だからこそ、少しでもポジティブに過ごしていければと思います。