休日に未病バレー「BIOTOPIA(ビオトピア)」に行ってきました。
もともとは保険会社があった神奈川県足柄上郡大井町のビルを譲り受けたコーヒー・紅茶販売会社が運営する未病をテーマにした体験型施設です。
そもそも「未病」って何だ?
まだ病気ではないけれども、このまま放置しておくと病気になる……。そんな“病気リスク”の高い状態を「未病」といいます。未病の段階で何か対策を講じられれば、病気を未然に阻止できるため、病気にならない確率はぐっと高まります。
健康寿命を延ばすためには、病気を患ってしまう前にいかに健康な状態を維持していくことが必要です。「未病」の改善はそのための考え方であり、食・運動・癒しという健康の3大テーマを軸に、この施設ではさまざまな体験をすることができます。
また、神奈川県の西部に位置する10市村が連携し、未病の改善につながる食材や自然などを発信することにより、県西地域の活性化にも役立てられています。
BIOTOPIA marché(マルシェ)
到着後、まず訪れたのがマルシェです。こちらでは、工場直送のコーヒー・紅茶だけでなく、近隣の農家さんが収穫した野菜や水産加工品など地元食材が並んでいます。そのほかにも「健康に良い食材」を思い浮かべると出てくるものはだいたい揃っていると思います。
コーヒー・紅茶は一杯ずつパッケージされている商品を袋詰めしたものが売られているので、お得に購入できます。(豆や茶葉の種類も豊富です)
未病を学ぶ
マルシェを探検した後は隣接している「me-byoエクスプラザ」に立ち寄りました。こちらでは、体を動かしながら未病チェックができたり、未病を映像で学べたりすることができます。
例えば、椅子の立ち座りの動作や反復横とびを制限時間内に何回できるか。によって自分の健康度合いをチェックできます。
また、食材や食事時間(朝ごはんや夜ごはんなど)の写真が投影されたお皿同士を組み合わせて接触させるとメニューの写真が出現するといった楽しいコーナーもありました。
ちなみに、いろんなコーナーを体験した中で最も印象に残ったのが、声で「元気圧」を測るというものです。
スクリーンに表示される文章を電話の受話器に向かって読み上げるだけです。そうすると、元気圧を0~100%の数値で計測してくれるのですが、自分の結果はなんと最高値の100%!
楽しい、嬉しい気分だと数値が上がり、つらさを抱えていると下がるそうです。診断の一言コメントは「元気がありすぎるようです。」でした。数値の正確性は高いと思われます(笑)。
そして、最後に体験したのがロコモ度をチェックするコーナー。
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の通称です。
骨や関節、筋肉など運動器の衰えが原因で、「立つ」「歩く」といった機能(移動機能)が低下している状態のことをいいます。エレベーターや車を使う便利な現代社会において、人類は足腰を使う機会が少なくなっています。全世代の方々に注意が必要です。
チェックは3段階あります。
台に座った状態から反動を着けずに立ち上がり、そのまま3秒間止まる。
(手はずっと腕組みの状態にします)
1. 高さ40センチの台に座り、両足で立ち上がる
2. 高さ20センチの台に座り、両足で立ち上がる
3. 高さ40センチの台に座り、片足で立ち上がる
これらのうち、1つでもできない動作があれば移動機能の低下が始まっていたり、すでに進行している状態とのことです。
日常生活の中でこれらと同じ高さの台はと言うと、例えば階段、お風呂場の椅子あたりが近いと思います。
他にはこんな体験も
施設の外は森の散策コースが整備されています。歩いて森林浴をしたり、レンタルでサイクリングも楽しめます。(ドッグランもあります)
敷地内には今後温泉施設のオープンも計画されており、これによって「癒し」体験がさらに充実。オープン後も行ってみたいのですが、住んでいる静岡県東部からはそれほど時間もかからずにアクセスできますし、温泉関係なくリピートしそうです。
身体に少しでも違和感やなんとなく重いと感じた方におすすめの体験施設です。