将棋の藤井聡太棋士が幼少時に「モンテッソーリ・メソッド」を取り入れた幼稚園に通っていたことが報じられて話題となったモンテッソーリ・メソッドについて書かれた書籍です。
モンテッソーリ・メソッドの基本は下記の3点に分類されます。
1.子どもの自主性を最大限にサポートする
2.生き方の基礎となる体験を提供する
3.「敏感期」にもとづいた関わりをする
引用元:モンテッソーリ・メソッドの三つの基本(本書P49)
上記を通して、社会でも通用する「自律した精神」「やりたいことの発見と追及」「柔軟な発想力と実行力」「粘り強さ」を幼少期に育むことができるようです。
モンテッソーリ・メソッドを学べる施設が身近にない場合でも、本書では家庭での子どもとの向き合い方についても書かれています。モンテッソーリ・メソッドの考え方は家庭での育児にも大いに役立つと思います。
ただ、モンテッソーリ・メソッドを受けた子ども全員が、藤井聡太棋士のような天才を生み出したわけではないかと思います。こちらの書籍ではモンテッソーリ・メソッドの成功例について書かれていますが、失敗例についても書かれていると、より参考になるかと思いました。