本書の著者は米国の大学で心理学を学んだ心理学ジャーナリストです。
著者が認知心理学を専門としているということもあり、人の心理や、もともと人に備わっている脳の特徴、心理学の実験結果などをもとに、すぐに先送りにしてしまう理由や対策が書かれています。自分の先送りの原因に気がつける一冊です。
こちらの書籍では、すぐやる人になるための工夫が書かれている反面、すぐやらねばいけない!という強迫観念に縛られるような心理にならないように配慮がされているように感じました。すぐやらねばいけない!という強迫観念に縛られやすい性格の人を、心理学では「タイプA」といわれ、このタイプは心臓病になる確率が高いといわれるそうです。
そういう意味で、自分をあまり追い込まず、気負わず気軽に読める書籍であると思います。