今月初め、近所の国立大学のオープンキャンパスへ遊びに行ってまいりました!
「遊びに行った」というのも、そもそも我が家の子どもたちは5歳と3歳で、まださすがに大学見学をする年齢ではないのですが、スタンプラリーのイベントも行われていて、特に参加に制限がなかったので、3度の飯よりもスタンプラリーが好きなんじゃないかと思うくらいスタンプラリーを愛するわが子たちを連れていくことにしたのでした。
スタンプラリーを主催していた学部は・・・
ちなみに、今回のオープンキャンパスでスタンプラリーのイベントを行っていた学部は理工学部。機械・材料・海洋系学科とあり、その中でも更に「海空制御システム」「構造情報システム」「海洋環境設計」「航空宇宙誘導制御」「海洋空間利用工学」などの研究室に分かれていると言います。
理系科目がすこぶる苦手という理由で文系だった自分には、はっきり言ってどんな研究を行っているのか想像もつきません。
当然我々以外はなにやら賢そうな高校生のお兄さんやお姉さんとその親御さんばかりで、若干我々の存在は浮いていましたが、気にせずスタンプラリーを進めます。
スタンプを押す場所は大体研究室の前などのため、押しに行くとそこで待ち構えている学生さんが説明をしてくれました。5歳&3歳にも分け隔てなく。
学生さん「この研究室では、どういった波が起こった時にどのように船舶に影響を与えるかということを研究しています」
私「なるほどー。このくらい大きな波が起きたらひっくり返ってしまう、みたいなことを?」
学生さん「あ、それはまた違う研究室で行ってます」
そんな細かく研究テーマ別れているのね・・・とただただ感心する文系のおじさんがそこにいました。
ほかでは海に浮かべる風力発電機を研究・開発している研究室があって、その模型を実際に見せてくれたところもありました。
日本では安定して風がふく沿岸部が新潟の一部にしかないらしく、どちらかというと海外へ販売目的で制作しているということです。
みんなどこか楽しそうで、そして誇らしげに説明してくれたのがとっても印象的でした。
あんなお兄さんお姉さんを目指してほしい
そんな感じで文系のおじさんにもどんな研究を行っているのかを分かりやすく説明してくれたのですが、正直スタンプにしか興味がない子供達のことも大変可愛がってもらいました。
高校生への説明を聞いても難しいでしょ?といった感じで、他のオープンキャンパスの参加者とは別に研究室をちょっとだけ覗かせてくれたりもしました。いろいろな模型なども展示してあり、これには子供達も興味津々です。
きっと、甥っ子姪っ子の相手を普段からしていて慣れているのでしょう。みんな本当に子供の特性を理解しているのです。みんな"smart"な感じ。
今回の目的はスタンプラリーで、さすがに子供達が各研究室の取り組みを理解するのは難しかったかもしれませんが、こんな素敵なお兄さん、お姉さんが自宅すぐ近くの大学で研究を続けている、ということを子供達が認識できたのは結果としてよかったと思います。
あの、研究の内容を生き生きと説明してくれた学生さんの「輝いている様子」はきっと子供達の心にも残ったのではないかと思います。
また、今回のイベントを通じて、小学校や中学校の子どもたちも積極的に参加するといいのではないかと感じました。どんな職業につきたいか明確な夢がまだない、どんな仕事が自分に向いているのかわからない、といった子たちが自分の知らない分野の研究を目にして知ることで、もしかしたら新たな夢や目標が生まれるかもしれません。
来年以降もお邪魔しようかな、と密かに企んでいます。
我が子達もあの学生さんたちのように育ってくれるといいんだけどなあ。