先日、小笠山(おがさやま)を愛する協議会開催の、小笠山「自然観察会」に行ってきました。
小笠山は、静岡県の掛川市と袋井市にまたがる小さな山です。山頂付近は国有林となっており、手つかずの森林、野鳥、動植物の自然の宝庫となっています。
自宅から近くにあるため、我が家にとってはとても身近な存在です。小さな時から散歩することが大好きな長男は、じいじに連れられてよくトレッキングを楽しんでいました。キノコもたくさん生えているため、息子にとっては大好きな山です。
今回の自然観察会も長男の二つ返事で参加することに決まりました。
いきなり帰りたいという長女、一方長男は・・・
まだ山に入っていないのに帰りたいという長女・・・
自然観察会は年配の方が大半で子供連れは我が家を入れて2組でした。
観察会と言っても、登山をしながら小笠山の自然を観る会だったので、長女は100m上り坂を歩いただけで「おうちにかえりたい」と連発していました。一方で長男は山に入るなり、色々な植物に食いついて、ガイドさんに質問を連発していました。
ガイドさんは小さな息子のたわいない質問にも丁寧に答えてくれました。植物のことだけでなく、自身の経験や植物に関連したことも教えてくれました。インターネットや図鑑では知識は増やせますが、生きた話や経験を学ぶことはできません。まだ何でも吸収できる子供にとって、色々な話を聴けるこのような環境はすごく貴重です。
ユリの花びらの枚数の説明を熱心に聴くユリ大好きな長男。
アケビの木を見つけて実を拾った長男。ガイドの方からアケビにも色々な種類があることを教わっていました。
シダの裏の胞子を4歳の誕生日プレゼントの顕微鏡で観察する長男。
昼間でも、かなり不気味なトンネル・・・。トンネルの前に来ると、冷たい空気が流れていて天然のクーラーのようでした。
真っ暗なトンネルの中にいたのは!
今回の観察会のコースで3つのトンネルをくぐりました。
冷たい風が吹いてくる真っ暗なトンネルは不気味でした。ガイドさんも1人では通りたくないと言っていました(笑)
前日の大雨でトンネルの中は水が流れ、小さな川のようになっていました。懐中電灯を照らしながら歩いていると、カジカカエルやサワガニを見つけることができました。カジカガエルは美しい声でなくカエルです。鳴き声はきいたことがありましたが、姿を見たのは初めてでした。
「見たい人は前に行って」とガイドさんが声をかけて下さいました。前の方に行くと本日の観察会のメインのひとつ、コウモリがパタパタと飛んでいました。初めて見るコウモリに息子は大興奮!!
私も「おお!」と思って見ていると、顔に衝撃が!
なんとコウモリが顔に突っ込んできたのでした(痛かったです。)
カジカガエルの美声Japanese Stream Frog song
トンネルの中の水たまりにサワガニが。このトンネルの奥にコウモリがいました。
小笠山はたくさんの登山ルートがあり、行き慣れていないと道に迷ってしまいそうです。しかも地盤が崩れやすくもろいため、土砂崩れや落石などもあり注意しながら進んでいきました。
マムシグサ。茎がマムシ模様なのが特徴。長男はマムシグサを知っていてすぐに判別していました。
竹の子大好きな長男は竹やぶに寄り道。
登りの急斜面もあれば
下りの急斜面も。
みなさんに声をかけていただき、長女も最後は元気になりました!
本日のお弁当のエビフライ!嘘です。松ぼっくりの芯でした。
小笠山自然林の観察
午前の部が終わり、山頂付近にある小笠神社でお弁当を食べました。山道とはいえ朝から3時間暑い中を歩き続けてきたので、大人たちはみんな疲れ切っていましたが、子供たちはご飯を食べ終わったあとすぐに走り回っていました(すごい体力です・・・)
午後の部は小笠山の自然林の観察会です。娘は妻と小笠神社で待っているとのこと。長男は案の定もっと観察したい!ということで自分が長男について行くことになりました。
目的地までの道では、長男が「ヒイロタケだ!(きのこ)」、「カワラタケだ!(きのこ)」、「アセビの木だ!」とマニアックぶりを発揮していました。ガイドの方も「将来が楽しみ」と感心してくれていました。
小笠神社から山頂付近の国有林まで、10分~15分くらい歩いたでしょうか。民有林から国有林に入った途端、生えている樹木と林の雰囲気がガラッと変わりました。
小笠山の国有林は自然観察教育林・保全林に指定されており、ウバメガシ、コナラ、アカマツなど様々な樹木を見ることができます。
ガイドさんの話によると、ウバメガシは海岸に生える木とのこと。つまり小笠山は昔は海岸で隆起してできた山だということが分かる、と教えてくれました。
「木のことを知っていると、そんなことまでわかるのか!」と感心していると、小笠山の歴史の話が始まり、長男はその辺をうろちょろし始めました(幼稚園児にはまだ難しすぎたようです)。
自然遊びから広がる人の繋がり
普段はなかなか遊んであげることのできない子供たちと、このような自然遊びを通して接していることが、いつの間にか自分の健康づくりや地域の人たちと繋がるキッカケを作ってくれます。
子供たちの長い夏休みももう終わりですが、秋もまた長男の大好きな季節。すでにキノコ狩りや栗拾い、かりん祭り参加など、自然遊びの計画が盛りだくさんです(笑)
四季折々の豊かな自然に感謝して、これからも家族で思いっきり自然遊びを楽しんでいきたいです。
観察会から帰ってから、歩いて遠州の花火大会を見に行きました。子供たちはまだまだ元気です!
じいじの抱っこで花火を見つめる長男。