「世界一時間のかかるみそ汁作り」に参加しました!

野菜や果樹などの実ができる過程に興味のある息子を連れて、富士宮市で行われた富士山麓有機農家シードバンクさん主催の「世界一時間のかかるみそ汁作り」というイベントに参加しました。

某アイドルの農業番組が大好きな息子、娘の食育になればと思いました。このイベントで使われる畑は我が家で野菜を取り寄せている「なごみ農園」さんということもあって妻も興味津々な様子でした。

種はなくてはならない存在

トマトの中には種があります。スイカにも種があります。大豆や枝豆は種そのものです。種を撒けば芽が出て、花が咲き、実がなります。なごみ農園さんの大豆は1粒の種から多いもので200粒実がつくそうです。この200粒をまけば40,000粒になります。

一般消費者にとって種のイメージは「あると食べづらいもの」ではないでしょうか?しかし、この1粒1粒の種が地球上の生命にとって、なくてはならない存在です。種がなくなったら私たちは生きていくことができません。

大豆の種をまく

今回種まきをした、なごみ農園さんの畑。

大豆は30cm間隔にまきました。大豆同士の根が近くにあるとケンカするため、30cm空けるのがちょうどいいそうです。畑では体を定規に使います。大人の足で1歩、子供の足で2歩進み、そこに小さく穴を掘って種をまき、土をかけて軽く押さえます。

珍しく娘が食いつき、種まきを楽しんでいました。
息子も初めての種まき。ちゃんと形になってます。

なごみ農園さんの畑の土はふかふかでサラサラしていました。それなのに、ギュッと握ると泥団子を作ることができます。

土の中には微生物が数えきれないほどいます。手のひら一杯で地球上の人口を軽く超えるほどです。この微生物がいることで土の保水性が保たれ、植物に栄養を与えてくれるのです。

トマトの収穫と種の取り方

今回、おまけ企画でトマトの収穫をさせていただきました。収穫大好きな息子は上機嫌でトマトを摘み取っていました。

「食べていいよ~」と言われ、摘みたてのトマトを、上機嫌で何種類も食べて味比べをしていました。摘みたてのトマトは実が締まっていて、甘味と酸味がほどよい感じで、自分で収穫したということもあってか子供たちも大喜びでした。

なごみ農園さんは種を自家採取しているそうで、トマトの種の取り方も教えていただけました。

さきほど摘み取ったトマトを1袋持ち帰り、平らな容器の上にトマトをそのまま置き、雨のかからない屋根下に置いておくだけです。そのうち、水分がなくなり、種の周りに残った皮を手ではらって種だけにできるとのことです。

早速自宅で種取りのため、トマトを容器の上で乾燥させています。無事種が取りが成功したら、こちらで記事を書きたいと思います。

今回の体験は子供たちにとっても自分たちにとっても良い勉強になりました。