やっぱり野球は現地観戦が一番!
広島出身の父親の英才教育を受け、物心ついた時から(正確にはつく前)広島カープを応援し続けている不惑のおじさんです。
生まれたときからずっと関東エリアに住んでいるので、本拠地広島に行くより、横浜スタジアムや東京ドーム、そして神宮球場に行くことのほうが多いです。
自分は本拠地である広島のズムスタ(正式名称 MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)の近くに住んでいる現地の方が本当に羨ましいのですが、広島在住の人に言わせると、神奈川県や東京都に住んでいる人はたくさんの球場でカープの試合が見られて本当に羨ましい!と言われます。ないものねだりですね。
兎にも角にも、野球は現地観戦が一番です!
・バッターがボールを打ち返した時の「カーン」という打球音の心地よさ
・敵味方ひっくるめた球場の一体感
・青空の下で試合を見ながら飲むお酒のおいしさ
※まあ正直ドームでもおいしいんですが
・自分の席にボールが飛んでくるのではないかというドキドキ感
※一度だけ自分の目の前に弾丸ライナーのホームランボールが飛んできたことがあります。メジャーリーグを見ているとよく観客が素手で取りにいってますが、あんな打球を素手でキャッチしたら骨折間違いなしです・・・。
上記全部をひっくるめた「わくわく感」がやっぱり最高です!
もう一つの醍醐味「世代、属性を超えた人との出会い」
とまあ、現地観戦の醍醐味をいくつか挙げましたが、もう一つ私が魅力的だと思うことが。
「世代、属性を超えた人との出会い」です。
球場に観戦に行くと、実に様々な人たちがいます。家族連れ、友人グループ、カップル、職場の仲間、お一人様、修学旅行生。老若男女問わず幅広い世代の人達が同じ試合に夢中になります。こんな光景が見られるのは他ではサザンオールスターズのコンサートぐらいです。
点が入ったらみんなで喜び、逆に入れられたらみんなでへこむ。お一人様の見知らぬおじさんと家族連れのちびっ子のハイタッチは冷静に考えると奇跡の光景です。
自分も野球の試合を見に行くと、かなりの高確率で横の人と話します。特に外野席は熱いです。気づいたら隣の人と抱き合って喜んでいたりします。そんな雰囲気が大好きです。
また、これは球場の中の話ではないのですが、以前広島に試合観戦に行った時の事です。
試合後、かみさんとユニフォーム姿で広島市内のはずれをとぼとぼ歩いていると、突然信号待ちの車の運転席から「おい、兄ちゃん!」と声をかけられました。
真っ黒なベンツにいかついサングラスをした、ものすごい見た目が怖いおじさんでした。任侠映画でしか見たことないような。
「は、は、はい?」と返事をしたところ「どうやった?カープは?」と尋ねられたのです。「引き分けでした」と答えると、引き分けかあ、と少しの間考えこんでそうかそうか、サンキューと言われました。
別れ際には、広島観光楽しんでいってよとまで言ってくれてちょっとびっくりしてしまいました。これも広島カープという球団を好きなもの同士が結び付けた出会いと言えると思います。
※ちなみに、そのおじさんのせいで道路は渋滞に・・・。また、その時もし自分が相手チームだったジャイアンツのユニフォームを着ていたらどうだったんだろうと考えるとちょっとこわいです・・・(笑)
いつまでも試合が見られる平和な世界を・・・!
色々な人と出会い、一緒になって楽しめる。こんな体験ができる環境がうん十年も続くと、なにか当たり前のように感じていますが、決してあって当たり前のことではなく、本当に幸せなことだと思います。
毎年プロ野球が開催できる、そして観戦できる環境に感謝をする。
その気持ちも忘れずにいなければと思います。
今年こそ野球観戦に行きたいなあ・・・!!