目の疾患を甘くみてはならぬ ~セルフケア~

娘どんの目のトラブル

とある日の火曜日、娘どん(中学1年生)の目が腫れているのを発見。

母 「どうしたの?その目、ヤバイよ」
娘 「そう、ものもらいになった」
母 「病院に行った方がいいよ」
娘 「大丈夫、大丈夫、目薬あるから」

二日後の木曜日、さらに目が腫れて充血もひどくなった娘どん。

母 「目、本当にヤバイよ。病院に行った方がいいよ」
娘 「わかった、行くよ」

娘どんの眼科初診

土曜日、部活が終わってから病院を受診した娘どん。
ものもらいは重症化していたため、病院で目を切開され膿を出す処置をされました・・・。

母 「どうだった?」
娘 「すごく痛かったし、血がたくさん出てヤバかった」
母 「がんばったね~」
娘 「そだねー(カーリング女子風に、中学校で大流行中)」
母 「(心の声)もっと早く病院へ行かせるべきだった・・・反省反省」
娘 「日曜日の温泉は行けなくなちゃったから他のところに遊びに行こう」
母 「そだねー」
母 「(心の声)え~~~~美肌の湯行きたかったのに、マジか、くそぅぅぅ」

切開した翌日の娘どん。切開したのにまだ腫れている・・・。

次男坊も目のトラブル発生!

ものもらいのおかげで楽しい週末の女子旅は温泉からショッピングに変更となりました。

一緒に女子旅をする娘どんの叔母にあたる実妹のマリンも目の腫れにビックリ!

叔母「どうしたのその目!!!!!」
娘 「ものもらいになった~温泉に行けなくなった、マリンちゃんごめんね」
叔母「いいよ、いいよ」

ショッピングも終わり、今日の夜ごはんは『おうちやきにく』にしよう!!!冷麺も作ろうぜ~~~!と盛り上がる女子たち。
スーパーで肉を大量買して帰ろうとしたころ。。。

娘 「ママ、マッチ(弟)が目が痛いって病院行きたいって言ってるらしいよ」
母 「マジか?マッチも、ものもらいか~~~、ものもらいって伝染るっけ?学校にものもらいのお友達いる?」
娘 「同じクラスのSちゃんもものもらいだよ、部活も一緒だし」
母 「じゃあ、伝染るってことか?」
娘 「そだねー」
母 「とにかく早く帰って病院へ連れていこう」

自宅に帰るとタオルで右目を押さえて、布団の上で痛がっている次男坊。

母 「大丈夫?どうしたの?」
次男「目が痛い、違和感がある、なにかが入っているみたい」
母 「何をしていたら痛くなったの?」
次男「友達の家の布団の上でゴロゴロしていたら痛くなって帰ってきた」
母 「何時頃?」
次男「16時半」
母 「お友だちの家に猫いる?(わが家はかなりの猫アレルギー家系)」
次男「いるよ、1匹」
母 「目を見せて、(まぶたをひっくり返す)マリン、これものもらいじゃない?」
叔母「そうかもしれない、ただ猫アレルギーの可能性もあるね」
母 「痒くてかいたでしょ?」
次男「かいてない」

こんなに痛がっているのは尋常じゃないな。。
とにかく、ものもらいでも何でも放置してはならぬ。娘どんの二の舞だ。。
眼科を探さなくては、日曜日の18:10・・・救急に行くしかないか。。。

娘がネットで近所のショッピングセンターに日曜日もやっている眼科があることを発見するも受付は17:45まで言われ、救急医療のメディカルセンターにTEL。

母 「本日は眼科医の先生はいらっしゃいますか。」
病院「いません。消防に電話して当番医を探してください」

消防テレホンサービスへTEL。

母 「眼科の当番医を教えてください。」
消防「当番医は長泉ですが17時までなので診療は終わっていると思います。一応電話して聞いてみてください」

当番医に電話するも、「本日の診療は終了しました」のアナウンス。

叔母「順天(順天堂大学医学部附属静岡病院)に電話したら診てもらえるかも」

速攻順天にTEL。

母 「息子が急に目を痛がっています。診てもらえますか」
順天「どちらにお住まいですか」
母 「函南町です」
順天「アレルギーはありますか?」
母 「はい。花粉症や動物のアレルギー、幼少のころはアトピー性皮膚炎でした」
順天「どこかに目をぶつけましたか?」
母 「ぶつけてはいないようです。お友達の家の布団の上でゴロゴロしていて痛くなったそうです」
順天「お友達の家には動物がいますか」
母 「はい。猫が1匹いたそうです」
順天「先生に連絡をとって診察ができるかどうか確認します。折返しお電話します。」

3分後、TELあり。

順天「先生が病院に向かっていますので、すぐに来てください。時間外ですので診
察が終わるまでに時間がかかると思います。」
母 「はい。ありがとうございます!」

次男坊の眼科初診

19:10 病院到着
20:10 診察

先生「目の大事な部分に傷がついています。なにか物がぶつかりましたか?」
母 「ぶつかってはいないようです」
先生「傷から菌が入り感染症になるリスクがあります。また傷が治らないと傷の場
所が目の真ん中なので視力が低下してしまいます」
母 「それは困ります」
先生「3本の点眼を1日6回と寝る前の塗り薬。1日2回の飲み薬を処方します。傷が
治ったかどうかを確認する必要があります。金曜日に診せてください。点眼や
薬をしても目が傷ついているため感染症に罹る場合があります。目の様子がお
かしいと思った場合はすぐに診せてください」
母 「分かりました」

21:20 お会計とお薬をもらい家路へ。

母 「視力が落ちたり失明しないためにも、点眼が大事だよ、点眼計画を立てて表を作ろう。点眼した時間を毎日書いてね」
次男「わかった」

次男坊の眼科再診

母の失明の言葉が怖かったのか、点眼も服用もその記録も毎日忘れずにできた。

金曜日になり、学校を休んで受診。10時の予約でしたが11時過ぎに検査。
検査から戻った次男の一言。

次男「視力がヤバイかもしれない、0.5だった」
母 「両方とも?あの電光掲示板の数字読める?」
次男「読めない」
母 「本当?目の悪いママでも見えるよ。」
母 「(心の声)レーシックに失敗した右眼の視力が0.5しかないない私でも見える数字が見えないなんて・・・」
次男「眼鏡はかけたくない」
母 「じゃあどうどうする?視力矯正もあるけどやる?」
母 「オルソケラトロジーという矯正方法だよ」
次男「やってみる」
母 「そだねー」
母 「(心の声)歯の矯正もしたばかりなのに・・・お金がかかる子だ・・・」
次男「高い?」
母 「気にしなくて大丈夫だよ」
母 「(心の声)ヤバイ・・・心の声が聞かれてしまったのか。。」

そんなこんなを話しているうちに診察に呼ばれました。

先生「痛くないですか?」
次男「痛くないです」
先生「傷はまだ残っていますが、心配しなくても大丈夫です。青い蓋の薬だけ点眼してください。点眼薬が1本終わったら治療も終わりです。」
母 「視力が悪いようですが・・・」
先生「両目とも0.5ですね(それ以上何もアドバイスなし)」
母 「(心の声)オルソケラトロジーで視力矯正できる眼科に行こう・・・」
母 「分かりました。ありがとうございました!」

救急外来から戻り、ママとふたりでおうちやきにくを食べる次男坊。目は真っ赤。

目は大切に

偶然なのか、必然なのか、年子の兄弟が同じタイミングで目の疾患に罹るなんて・・・。しかも同じ右眼。双子のように仲良し年子。疾患まで同じタイミング?
2人そろって目がおかしくなるなんて。。

職場で一緒に働くうっちーのお母さんも目の異変があり近所の町医者に診てもらったら「ものもらい」と言われたらしくセカンドオピニオン。そしたら網膜剥離で緊急手術したと聞いた・・・。お医者様の診断が全て正解ではない、医者に診せたから安心ではないという視点も持って、身体の「違和感」や「サイン」や「体の声」に耳を傾けることが重要だ。

次男坊が再診するときに会社を早退しようとしたら、ワーママ仲間のうっちーが心配そうに声をかけてくれた。目は大切だから診断結果に納得できなかったらセカンド・オピニオンした方がいい、セカンド・オピニオン先としてオススメの病院も教えてくれた。心配してくれたのが本当にうれしかった。

うっちーの助言は、息子や娘の目の心配ばかりに気持ちが向けられていた私を冷静にさせてくれたアドバイスだった。持つべきものは優しくて言う時は言ってくれるワーママでありワークメイトだな。。。

その他にも目の感染症として気をつけるのは「はやり目」。ものもらいは免疫力が高ければ感染しないはず。娘どんは部活でハードな運動をしているし、疲れているところに、テスト勉強や塾で夜中まで勉強していたな。。それは本人は苦ではなかったようだけれど、体にはストレス。

ストレスは人間関係などで生じる「心のストレス」と、自分で気づかないうちに受けている「体のストレス」を区別して考える必要があると実感。

痛い思いをして目の切開手術したけれど、大きな疾患にならぬよう、体にストレスがあることを知らせるために、「ものもらい」としてサインを送ってくれたのだと思う。

そして次男坊、毎日元気に楽しそうにケラケラ笑っているけれど、アレルギーが強いので、それこそ体が知らず知らずのうちにストレス過多になっているはず。

ストレスは万病の元。そのことに気づかせてくれたいい機会だった。息子の主治医カイロプラクターのドクターにあらためてアレルギーチェックとストレス解放をしてもらおう。

そして、何よりも次男坊の「視力低下」が発覚したのが不幸中の幸い。12才の今なら視力矯正間に合うかもしれない!

私のように、近視になり10代後半から長いことコンタクト生活を余儀なくされ、あんなに怖い思いをしてレーシックをしたものの、手術に失敗し未だ満足する視力が出ない現実。こんな失敗を子どもにさせてはならぬ。

息子や娘には角膜を引っ剥がしてレーザーで焼いてしまうようなあんな怖い手術はさせたくない!

視力矯正の「オルソケラトロジー」に期待する母どんですが、なにごともメリットとデメリット、最高のシナリオと最悪なシナリオがあることを忘れずに選択する必要があるという視点で考えたい。

オルソケラトロジーの受けられる眼科は限られていて受診するなら神奈川あたりまで行かなくてはと思っていたけれど、近隣の市に1軒だけ見つけたので早速予約。

さて、12才の子どもの視力回復は可能なのか、それとも不可能なのか。

・・・つづく。