私たちは災害過保護だったんだ・・・
東日本大震災で大津波に襲われた釜石で、子ども達は生き残子るために行動します。そんな子供たちに防災教育を行ったのが、著者の片田さんです。
「想定外」だったからでも、「想定が甘かった」わけでもなく、「想定にとらわれすぎた」ために被害を受けたというのが衝撃でした。
防災が進むにつれて小さな災害が減り、防災に対して無防備になっており、そこに想定をはるかに超える大きな災害が起こっても、想定にとらわれて避難しないという現実・・・。
本で書かれていた「避難の三原則」はしっかりと心にとめておきたいと思いました。
・想定にとらわれるな
・最善を尽くせ
・率先避難者たれ
引用元:人が死なない防災(P.60、P.63、P.73)
防災に対して意識が変わる本だと思います。ぜひ皆さんに読んでほしいです。